怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

言いっぱなし、聞きっぱなしの疑似対話

2009年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

 つい先日、うち(保険相談所)の事務所に来店されたお客様Kさん、30代女性、わりと無口な方なのですが、めずらしく彼女のほうから「きれいな事務所ですね」「新しいから違うね…」と言い出しました。

 つい嬉しくなって私が言った一言は、「みんなで掃除してるんですよ。でもトイレが一番きれいなんです…」と。

 どう思いますか、この受け応え? 私は、何日間も、ずうーと「何かおかしい、何か間違ったのでは?」と思ってきました。

 昨日、こんなことに気付きました。私の応え方には、その中心に居るのが自分になっているということです。

 相手のKさんの気持ちや考えを中心に置いて受け応えするとすれば、「そうですか、嬉しいですねえ…」と、まずKさんの気持に応えることではなかったのか? そのうえで「みんなで掃除してるんですが、どこでもきれいにしようとしてるんじゃあないですか?」などとKさんに問いかける・・・。こんな風な相手への心遣いがあってこそ、対話が成り立つのではないかなあ。私の場合、あまりに自分の考えや主張を出したがり、相手との対話ではなく言いっぱなし、聞きっぱなしになっているのではないか。

 だから、その時の話は「トイレがきれい」の私の一言で途切れてしまったわけです。

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