怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

定額給付金いりません

2009年04月03日 | 世の中これでいいの?

麻生太郎君へ

                                                 

あなたが多くの国民の声を踏みにじり、強引にすすめている定額給付金、私はいただきません。

                               

なぜなら、

                    

①それは私たち国民の血税だからです。1円も無駄にはしてほしくありません。「家族でおいしいものでも食いに行きますよ。わっはっは」などと使ってもらっては困るのです。

                     

②どこに使ったらいいのか困ってるかのような大盤振る舞い、開いた口がふさがらないとはこのことです。きっと、この大盤振る舞いの中で、国民は12,000円にほっと一息ついているのに、隠れたところで大儲けをしている「立派な企業」や「お偉いさん」がたくさんいることでしょう。

                

③12,000円のお返しが目に見えるからです。太郎君、あなたは軽々しく消費税値上げを云々してませんか。今回の定額給付金もそうですが、あなたにはこの日本の国を、黙々と働き支えている国民の呻きが聞こえないようですね。 私は12,000円をいただかないと同時に、消費税の値上げも賛成いたしません。私たちの血税を、もっと大切に、そしてもっと有効に使うべきなのです。      2兆円をばらまく前に、私に3,000億円をください。私には、ぜひ使いたいところがあるんです。

                         

 2007年の4月、日本という国として「がん対策基本法」を制定しましたよね。国をあげてがんとの闘いを始めるということだったのではないでしょうか? 自身がん患者でもあった故山本孝史参院議員などの努力が大きかったにしても、麻生太郎君、あなたも含めて、この法律の制定に賛成したのではないですか?

                                                   

 それから2年、私は保険の代理店としてがん保険を扱っていますから、普通の人よりも多くのがん患者の方に接していると思うのですが、がん患者の方々の苦悩は、私などには思い及ばぬものがあります。毎年30万人を越える方々が、万感の思いとともに亡くなられています。そして、その何倍もの人々とご家族が、がん治療だけでなく、生活の不安に苦しんでいるのです。この世界第2位の経済大国で、がんになっても、安心して治療に専念できないのです。おかしいじゃあないですか!

                   

 私に3000億円を使わして下さい。12,000円はいりません。

                        

 そのがん患者のみなさんにとって、画期的な治療法の一つと言われる重粒子線治療施設の建設がすすんでいません。私の住む山形県でも2010年から建設の計画があるとのことでしたが、建設費300億円と言われる資金不足のために頓挫しているようです。

                            

 麻生太郎君、あなたが使い道に困って大盤振る舞いしようとしているのなら、私に3,000億円を下さい。

           

 重粒子線治療施設は、全国に10か所の建設計画があるとのことですから、建設費の半額の補助に1,500億円を使いましょう。残りの1,500億円は技術者の養成など、そのソフト面に使いましょう。

 いかがでしょうか?

 今も脳裏から離れない光景があります。女性のがん患者のEさん方を訪ねた時のことです。現場の実態を知ってもらおうと、某保険会社の営業社員にも同行してもらいました。

 彼女は26才で大腸がんの告知を受け、「5年生存率60%だと言われた」とのこと。手術から1年後の1昨年、再発して入院。腹部リンパ節と脾臓を取りました。

 彼女には小学生の長男と夫がいます。 7年前ころ、夫婦二人で頑張ろうとの思いを込めて新築住宅を購入しました。その夢と希望が、がんという難病のために破壊されようとしているのです。

 その彼女が「がんだからといって、自分を特別だとは思わない。犯罪犯してがんになったわけではないから、がんを隠したりする必要ない。恥ずかしいことではない。何回もの手術で腹にたくさん創(きず)あるのに、ビキニ着て海にも行った。だからこうやって笑っていられる・・・」と言うのです。

                              

 一緒に行った保険会社の社員が度肝を抜かれたのは、次のような彼女の言葉でした。

 2度目の転移の心配が話題になった時、彼女はこう言いました。 「いいのよ、がんで再発しなかったら、うちは食っていけないんだから」 「がんになって保険金もらう、それで何とか暮らせるのよ、あははっ・・・。」

  実は、Eさんは、自分の万一の時に備えて、だんなさんや子どもさんの医療保険やがん保険、死亡保険を入念に見直しています。かわいい子どものことを考えれば、「がんになったほうがいい・・・」と言う彼女の心の内はどんなでしょう・・・? がん患者の彼女にここまで言わせる日本という国は、これでも「先進国?」

             

  いったい“国”とはなんでしょうか?

  この世界恐慌で、Eさんの職場は次々と人が減らされ、出勤してもトイレ掃除と草むしりだそうです。抗がん剤治療など、医療費にも苦労しているのに、この上、先が見えないのでは、一体どうしろというのか。<  この国民的病に対して、国はもっともっと支援をしていかなければなりません。

                                    

 再度、言います。

 「2兆円もの定額給付金をばらまく前に、私に3,000億円をください。」「日本という国が、まず使わなければならないところがあるんですから」

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ブログ人、はじめました。

2009年04月03日 | 日記・エッセイ・コラム

ようやく、OCNブログ人でブログをはじめました。最初にFC2でブログをつくったのですが、広告が入り、アクセスしてくれた方に迷惑をかけては・・・と、解除しました。

次に、どのサービスでブログをつくるか、まったくブログと無縁に過ごしてきたもので、皆目見当がつかず、何人かに教えてもらい、OCNでつくりなおしてみたわけです。もし、ご迷惑をかけるようなことがありましたら、ご連絡ください。

このブログでは、いつもの“肩こり”から、できるだけ離れて、本音をぶつけていきたいと思っています。なんでも、気付いたことやご意見など、教えてください。

ドメイン名は「人、未知なるもの」です。そして「有限は無限」と続けたかったのです。何十年か生きるにつれ、人生の奥深さにしばしば感動させられます。そんな思いをドメイン名にしたものです。これからなかよくしてください。

        09/04/03  東海林正弘

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