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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

佐々淳行氏の手記、「似非政治家の代表例、石井一」について

2014年09月28日 | 政治

★ 先日、書店で本を買った中の一冊に「佐々淳行氏」の最新著作がある。
「私を通り過ぎた政治家たち」という本で、かなり注目されているらしい。
これについてはhttp://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/964961d6a7a13839c8ac54e52c19a517で、辛坊治郎氏のインタビューのyoutubeをUPしたので、まだご覧になっていない方はどうぞ。

佐々氏のお話はご自身の経験から書かれたもので、それについては諸説あることも当然だろうが、「石井一」氏については、こんなことがあったのか、と驚愕、と同時にあの「めぐみさんは死んでいる」という発言、しかも褒章のパーティーで言ったことが「それは北朝鮮に向かって言ったことか」と当ブログのコメンテーターKatachiさま、hopeさまたちが鋭い非難をされた。もっともである。

これで「日本の国会議員」だったのか、と今更ながら怒りを覚える。
当時、石井一氏は自民党だった。


「似非政治家の代表例、石井一」 佐々淳行氏の著作「私を通り過ぎた政治家たち」 

国を滅ぼす愛国心のない似非政治家、あるいは利益や享楽を追いかけるポリティシャン、そうしたおよそ尊敬できない人士の中で、つい最近まで現役だったのが民主党の石井一氏だ。

私がまず腹に据えかねたのは、警視庁警備局で外事課長だった時のこと。
日本で最初のハイジャック、「よど号乗っ取り事件」(1970年3月)から3年ほど過ぎたころだ。

ある日、自民党訪朝団の一員として北朝鮮に行ってきたという石井一氏(当時は自民党)がアポをとってやってきた。
何事かと応対すると、平壌でよど号事件の犯人たちに会ってきたのだという。

「彼らは望郷の念に駆られておる。日本の警察が、もう彼らを逮捕しないと約束をすれば、帰ってきてもいいと言っている。
一生を棒に振らせるのもかわいそうじゃないか。
事件の捜査担当官は警察庁外事課長だと聞いてやってきた。
君が『逮捕しない』という約束するなら、私が連れて帰ってくる」というのである。

私はしばし唖然としてから言った。
「失礼ですけど、あなたは国会議員で特別職公務員、しかも政権政党の自民党の衆議院議員でしょう。
それなのに国の治安機関が、インターポールを通じて国際指名手配をしているのを、取り消せとおっしゃるのですか。
外事係長の私が『逮捕しない』などと約束することはできません。
あなたが国会議員であってこの問題を片づけたいと思うなら、なぜ彼らに『私が付き添っていくから警察庁に出頭しよう』と言わないんですか」
そう答えたら石井氏は激怒して血相を変えて「血も涙もない警察官僚め!」と罵って出ていった。
白昼、本当にそう言ったのだ。

そして佐々氏に無断で「伊丹空港廃止、跡地を巨大な官庁街にする」というプランを掲げ、「危機管理の専門家の佐々氏が支援するという」
講演会のチラシを勝手に作成、発送していたという。怒った佐々氏のところに、自民党の島村宣伸氏が「助けてやってください」と頼みに来た
という。もちろんそんな無断で案内状を何万枚も出していることなど、絶対に行かないと断ったという話。

佐々氏はこう締めくくる。
「日朝関係に力を入れてみたり、日中友好に乗ったりとおかしい。やはり政治屋の代表的な人物だと思う。
ところが2014年(平成26年)の春の叙勲では、なんと勲一等まで授与された。呆然とするしかない。


以上、佐々淳行氏の著作「私を通り過ぎた政治家たち」の104~106ページに書かれたことである。


日朝関係でこのように北朝鮮にすり寄る当時自民党の政治家たち、そういえば西村真悟議員がはじめて「拉致事件」を国会質疑したとき、
「言葉に気を付けろ!」と心無いヤジを飛ばしたのも当時の自民党であった。

これは当ブログに何度も取り上げた。

下記のリンクは当ブログで「石井一元議員」と「西村真悟議員がはじめて国会で拉致問題をとりあげた」ものである。


http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/077a957b4c08e516dc39f967282de005


★ またこの動画をUPしたくなった・・・自民党の良心、勇気ある国士、孤高の西田昌司議員
自民党は西田議員を片隅に追いやってはならない。安倍総理を実現させた国士でありながら閣僚を辞退し、「生涯一保守」と仰る。

西田 昌司先生 vs 菅 【BGMでシーンを最適化】


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Unknown (移民よりも多子化政策を!)
2014-09-28 22:33:27
佐々淳行先生は、民主党政権時代武道館で行われた

「外国人参政権反対」大会でも素晴らしいスピーチを

されていましたし、多くの保守的な本も上梓されていますが、

一つだけ残念なのは「ご自分の上司だった後藤田正晴

を凄く尊敬した文章を書いている部分」です。

後藤田は戦後の最悪な自民党政治家の一人だと思います。


しかし、西田議員の切れ味の鋭い質問にはいつも

素晴らしいなあと思います。菅もオタオタですね。
返信する
その点は私もそう思います。 (移民よりも多子化政策をさまへ)
2014-09-28 22:55:16
佐々先生は「政敵」であっても、ほめるところはほめて
いらっしゃるようです。
それはじかに接したからでしょう。
個人的な思いと感じます。
大震災の時、佐々先生は見事に対策を奉じられたのに、
菅総理が全く見向きもせず残念でした。
あの時はお元気だったのに、今は車いすのご様子に
心を痛めております。

西田議員はいつも真剣で、真面目そのもので冗談も
少なく(最近は増えてきたと自慢されていましたが)
日本男児ですね。
髪が真っ白ですが背広は仕立てがいいと評判です。
いつも京都のさみしいところにある神社の一室で
「政治塾」があり、無料なのですが、帰りが夜の9時
になり、周りが暗いので一目散に20分間、京都駅まで
走り続けます。タクシーもバスも見当たらない。
スニーカーで行かないと。(笑)
返信する

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