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「尖閣」で国士学者である長崎純心大学准教授、石井望先生が新聞にご意見を述べられています。
石井望先生は外務省に問い合わせされましたが内容は「非公開」・・・石井望先生のお話が記載されていますので是非ご覧になってください。(政府は何を考えているのか、不信感がつのります。)
先日(平成二十九年十二月六日)、日中間で尖閣合意が成ったとのニュースが流れました。外務省ホームページでは合意の概略が公開され、尖閣という文字を含みませんが、久しく交渉中と報じられてきて、政府は一度も否定していないので、誤法ではありません。
私は外務省に、詳細が今後公表されるか問い合わせました。返答は、公開済みの概要だけで全てだとのことでした。したがって詳細は非公開です。かりに詳細部分に尖閣を含むならば、治外法権の密約にほかなりません。かりに尖閣を含まないならば、なぜ尖閣合意なのか、多分、運用面で相互通知するのでしょう。
日本が自国の尖閣に接近するたびに、先にチャイナに通知しておくという非公開の制度が、もうすぐ運用開始するのです。一方のチャイナは自国の大陸沿岸小島に接近するたびに日本に通知するわけではないでしょう。屈辱です。
八重山毎日新聞の十二月十三日付社説では、尖閣合意が成った以上、石垣島に自衛隊配備は不必要となった、と主張しています。
しかしチャイナは尖閣接近を急にやめるような国ではありません。現に今月もチャイナ軍機は宮古海峡を通過したり、今まで通りです。自衛隊不要というのは空想です。ただし既にチャイナは尖閣接近を毎度日本に通知しているという情報があります。なぜなら偶発的に衝突した場合、劣等のチャイナが完敗するので、先に通知せざるを得ません。優勢なのに通知するような国ではありません。
我々は無力です。せめて歴史的正義だけは明らかにします。1954年の「台湾省通志稿」をご覧ください。古書の釣魚台を台湾東南部の台(臺)東県の島としています。尖閣ではないのです。第十回で紹介したのは『稿』でなく1970年の定本でしたが、『稿』も公式書です。台東県の釣魚台についての詳細論文は準備してありますが、英語版公開を優先します。
関連団体に委託した英訳は一週間や二週間では出来上がりません。素早く使える自前の英訳予算もありません。不如意な世の中です。(以上、石井望長崎純心大学准教授)
年明け早々にchinaの潜水艦と軍艦が
尖閣の接続水域に進入したとの報道がありました。
いよいよ本腰を入れてきたという気がしました。
今まで学者として戦われてきた石井先生の危惧が、
現実のものとなってきたということですね。
恐ろしいことですが・・・
日本の危機は北朝鮮ばかりでない。
今までのような通り一遍の抗議で、
ましてや昨今の関係改善に重きをおくような
日本の姿勢は足元を見られ、
既成事実の積み重ねを許すことになりますよね。
Chinaの領海法の制定を見逃してきたつけが、
こうした危機を招くことに・・・
胸騒ぎのする出来事です。
チャイナとの通商の目先の利益を第一に考える経済界、そしてこの前の「サンフランシスコ慰安婦像」問題も何も言えない自民党議員、これでは「忖度党」になってしまいます。
石井先生は何の損得もなしに日本の為に、「尖閣」に正面から立ち向かわれ、香港大学の講演という危険なことも覚悟で来られました。
日本が毅然とすれば防げたことが今までもあったのですが三宅先生の仰ったように「日本は他人事のように物陰から見ている」ということを思うのです。
今回の事実上の「尖閣合意」について、これは軍事につながること、大変危険な展開を思い心配をしております。