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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

クライン孝子氏のメールマガジンから~ドイツとイスラエル、他

2015年05月21日 | 政治

★ 「クライン孝子氏の「言いたい放談」は既にUPしていたが、こうしてメールマガジンを読むと、複雑な外交が理解しやすく思う、といっても私には難しいことばかりだけれど。

昨日、ドイツの新聞、フランクフルター・アルゲマイネ紙の記者が「アメリカの言うなりになって記事を書いた」と暴露していたのを見た。
外国の動画で、そしてyoutubeではないのでここに貼るすべを知らなかった。
ヨーロッパの報道もかなり危ないということだけはわかった。

ではクライン孝子氏のメールマガジンから。




対独戦勝記念式典から1日遅れで行われた独露首脳会談。
一部には、大国間の緊張緩和のためと報じる向きもあるが、実際は、メルケル首相にブーメランとなって返ってきたNSA盗聴事件での対米牽制の意味が大であろう。
そのロシアに対して、ウクライナカードを交えて硬軟両面で攻める安倍総理の外交手腕について期待すると共に、
今や世界一の反日¬国家となった韓国に対しては、儀礼的対応以上の行動を徹底的に制限するよう求めます。


◆国際政治は、一皮剥くと、お芝居のオンパレード。
目下ロシアVS欧米諸国という、構図で、ウクライナ問題に端を発して、ギクシャクしていますが、これも一体どの辺が真実なのやら、国際外交は、「テーブルの上では握手し、その下で蹴り合っている」といいますが、今回もまさに、その典型的な外交が、ロシア対欧米諸国で展開されています。
これに中国が横から割りいって、ちょっかいを出している。

◆オモテのニュースでは余り話題になっていませんが、実はウクライナ問題には中国もかなり深く関わっています。
この国や北朝鮮からスパイが潜入して、水面下でちょっかいを出していると、これは数年前にある韓国のビジネスマンから聞いたことがあります。

〈参照:1〉ケリー米国務長官が訪露、プーチン氏と会談へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150512-OYT1T50160.html?from=ytop_ylist

2)ウクライナ合意履行なら制裁緩和 米ロ、妥協の方向
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015051301000758.html

3)米国務長官、南シナ海問題で中国に強硬姿勢貫く構え
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NY2PA20150514

◆ホント!国際政治は、複雑怪奇です。、
日本もそれに負けずにあちらが討ってきたときは即座に対抗策を講じて打ち返す事
◆さっそく外務省では
*中韓に対抗、外務省が海外テレビのCMに本腰
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150516-OYT1T50037.html?from=ytop_ylist

◆それはさておきつい最近ドイツでは
*ドイツの情報機関、ヨーロッパでNSAのスパイ活動を手伝っていた疑い
http://www.gizmodo.jp/2015/05/nsa_13.html#cxrecs_s
というスキャンダルが話題になりました。

これに対して米国とやりすぎと判断し、
*米国家安全保障局(NSA)の情報収集は違法。裁判所が新たな判断
http://www.gizmodo.jp/2015/05/nsa_14.htmlとのこと。

もっともその後のドイツにおけるこのスキャンダルに貸しての結論は、
中東におけるIS台頭もあり、欧米諸国はお互いに情報を交換し、適切な処理をすることは、スキャンダルではないという結論に至り落着しました、
というわけです。

今一つドイツにはイスラエルとの間で「ホロコースト」問題が横たわって
◆そのため第二次世界大戦後、西〈アデナウワー〉+イスラエル(ベングリオン)の間で、いろいろと西ドイツがイスラエル建国のために無償の支援をしてきたことに対し、今年は両国の外交65周年を記念して、ようやくドイツはそのイスラエル無償支援に関わることになりました。
以下はそのニュースのいったんであります。

<<「イスラエルははドイツの軍艦を購入」=ドイツのニュースより

イスラエルは、総額4億3千万オイロで、ドイツの軍艦4隻を購入する契約に署名した。イスラエル海軍は、この4隻の小型高速護衛艦
を、地中海の経済水域を確保するために導入する、と国防省は発表した。この契約は、ドイツとイスラエルの外交関係樹立50周年を翌日に控え、結ばれた。これを結ぶため、両国では現在、交換の訪問が行なわれた。ドイツ国防相フォン デア ライエンは、2日間の訪問のため、イスラエル入りした。テル アヴィヴでは、彼女はまず、イスラエル国防相ヤーロンと、両国の安全協力の拡大について話し合う予定である。
ベルリンでは、連邦大統領ガオクが、イスラエル元首リヴニを出迎えた。>>
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◆◆ 表現者61号
ークライン孝子の情報戦略「あまりにも大きな日独間の隔たり」ー
=「科学者のポリテイックス」


★ 以上、クライン孝子氏のメールマガジンからでした。

私は昨日書店で発売されたばかりのエマニュエル・トッドというフランスの学者の本をパラパラと見たが、「アジアのドイツは中国」と書いてあった。
ウクライナのこともドイツが大きく関係していること、フランスとドイツの歴史的なことも書かれていた。
もちろんメルケルやオランドのことも書かれていて、買おうと思ったが家には未読の本がツンドク、それを思って断念した。

エマニュエル・トッド氏のことは、2年前、京都国際会議場で「経済フォーラム」をわけもわからないながらも参加し、トッド氏の話す美しいフランス語を通訳した方がずっと咳払いばかりで内容がわからず、困ったことが今は笑い話として思い出される。




「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書) (文春新書 1024)2015/5/20

エマニュエル・トッド、 堀 茂樹訳


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コメント (6)
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