幕末掃苔屋 公式ブログ

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日帰り東北旅行

2014年01月24日 | 掃苔録

警視隊関連の調査のため、久しぶりに仙台に行ってきました。
2日ほどかけてじっくり調査と掃苔をしたいところですが、なかなかそうはできません。
今回も日帰りです。
数時間の滞在で仙台をあとにしましたが、私にとって良い発見がありました。
後日まとめて、発表したいと思います。

帰路、白石駅で下車し、前々から気になっていた世良修蔵の掃苔をしました。
世良の墓は陣場山という場所にあるそうです。
白石駅からは2キロくらいでしょうか。
駅からタクシーで向かいましたが、800円ほどでした。
なお駅前のタクシー乗り場で、“痛タクシー”を見かけました。

雪が積もっていたら山登りはつらいかなと思っていましたが、陣場山は山というより小さな丘といった感じでした。
陣場山の入り口から頂上にある世良の墓までは石段が続いていますが、わずか1分程で上りきることができました。
世良の墓は明治八年に宮城県が建立したということですが、石柵で囲まれたとても立派なもので、墓の横には木戸孝允が献じた石燈籠もありました。
木戸は死んでいった同志を弔うだけでなく、残された遺族への援助などを数多く行っています。
そういう人間性を知ると、情に厚くいい人だなぁと思います。
なお福島駅から1キロほどの福島稲荷神社にも世良の霊神碑があるそうです。
福島にも警視隊調査のために行きたいと思っているので、世良の霊神碑はそのときに訪れたいと思います。

今回の旅の目的は達成したので、あとはのんびり過ごすことにしました。
白石蔵王駅で名物の温麺をいただいてから、新幹線で郡山駅に向かいました。
郡山では、昨年9月の斎藤一忌の帰りに訪れた時から気になっていた喫茶とパン屋を数件巡りました。


※写真は木戸孝允が献じた石燈籠