第181回民学の会例会に参加してきました。
講師は小美濃清明先生で、演題は「アメリカに渡った日本刀を研いで、見たこと聞いたこと考えたこと」でした。
小美濃先生は幕末史研究会会長や歴史研究家として著名な方ですが、百数十回もの渡米経験があり、アメリカで数多くの日本刀を研いでこられた研師でもあります。
先生がアメリカで実際に見てきたトルーマン大統領の脇差、モースの日本刀コレクション、孫文の刀、山本五十六の短刀などなどについてのエピソードを、多くの写真や資料とともにご披露くださいました。
私的には佐々木小次郎の頭を叩き割った宮本武蔵の木刀(もちろん実際に使用したそのものではないそうですが)を空輸する際のエピソードが大変興味深かったです。
豊富な実体験を凝縮した、濃厚な講演でした。
講演後、先生を囲んでの懇親会にも参加させていただきました。
古写真研究家の森重さんをはじめ親しくさせていただいている方が何人かいらっしゃったので、つい深夜まで飲んでしまいました。
民学の会の会員の皆様とも知り合うことができた、有意義な一日でした。
※写真は巌流島の佐々木小次郎像