幕末掃苔屋 公式ブログ

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長岡と越後湯沢に行ってきました

2011年08月28日 | 掃苔録

新潟県の長岡と越後湯沢に行ってきました。

まずは長岡駅に向かいました。
長岡市西新町にある長福寺を訪ね、山本五十六の実家・高野家の掃苔をしました。
五十六の兄である高野襄は北海道の集治監で看守長を務めており、山田風太郎先生の小説『地の果ての獄』にも描かれています。
私は明治初年の警視庁を調べていますが、監獄史にも興味があるのでいつか調べてみたいと思っています。

その後、山本五十六記念館と河井継之助記念館に行きました。
山本五十六記念館の中央には、ブーゲンビル島のジャングルに墜落した山本五十六搭乗機の左翼が展示されていました。
河井継之助記念館では館長の稲川明雄先生にお会いすることができました。
稲川先生には七年ほど前に電話と手紙で長岡出身の警視庁警察官についてご教授いただいたことがあります。
私のことも、拙著『侍たちの警視庁』のことも覚えていてくださったようで、感動でした。
勉強会直前でお忙しいにも関わらず、昼食の時間を削って三間正弘と池田九十郎と高野襄についてご教授くださりました。
私にとって目から鱗の情報も多く、大変参考になりました。
十一月開催の谷中霊園巡墓会では三間正弘の解説を担当するので、稲川先生から教えていただいた情報もご紹介したいと思います。
稲川先生の著書『河井継之助のことば(新潟日報事業社)』を購入し、サインをいただきました。
稲川先生、ありがとうございました。
最後に『河井継之助のことば』に掲載されていた言葉を一つご紹介します。

天下になくてはならぬ人となるか、有てはならぬ人となれ。
沈香もたけ、屁もこけ。
牛羊となって、人の血や肉に化して仕舞ふか、豺狼と為って、人類の血や肉を啖ひ尽くすか、どちらかになれ。

続く