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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大平庵 (蕎麦 長野市南石堂町)

2018-06-15 20:01:22 | グルメ

蕎麦屋の大平庵(たいへいあん)は、長野駅の比較的近くにあり、かつては通勤経路上にあったので、よく前を通っていました。しかし、基本的にお昼の営業だけなので、入る機会を逸していたのですが、今回、ランチに行ってきました。

大正3年(1914年)創業の老舗らしく、外観も風格あるどっしりとしたものです。「天ざる」を注文しましたが、蕎麦が細めで、しゃきっとしていて、僕の好みにあっていました。天麩羅の方も野菜と海老の揚げたてで、カラッとして美味しくいただきました。お店のホームページが充実していて、蕎麦の通信販売も行っています。

外観。道路の四つ角に位置しています。

入口

店内。結構広いです。

額などが飾ってあります。

厨房は、こちらの奥のようです。

天ざるを注文しました。

蕎麦はボリュームがあります。

天麩羅。野菜、キノコ、海老。サツマイモではなくて、ジャガイモでしたが、結構いい味でした。

蕎麦湯。たくさん持ってきてくれました。

【大平庵(たいへいあん)】

住所:長野県長野市南石堂町1248
電話:026-226-6579
営業:11:30~14:00 日曜休み。詳細は、ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。
ホームページ:taiheian


YUMMY (ジャズ喫茶 東京都杉並区高円寺)

2018-06-14 20:00:08 | ジャズ喫茶

中央線沿線の高円寺を訪れるのは本当に久しぶりです。昔、高円寺駅南口に「洋燈舎(らんぷしゃ)」というジャズ喫茶があって2~3回訪れたことがありますが、それ以来です。同店は、1988年頃閉店してしまい、それ以来ジャズ喫茶のない街だと思い込んでいましたが、最近オープンするお店もあって、今回、「YUMMY」と「Daddy's Socks」を回りました。

「YUMMY」は、JR高円寺駅北口のすぐ近くに位置しています。午後2時に入店しましたが、店内には数組の女性がいて「おしゃべり喫茶」になっていました。午後3時まで待ちましたが、その状態は変わらなかったので、店から出ました。しかし、「Daddy's Socks」できいたら、夕方からはジャズ喫茶・バーとなってライブも開催されているので、時間を変えればジャズファン向けのお店になるようです。

高円寺駅北口。

駅を出て右手に行きます。一帯は、「高円寺純情商店街」と名付けられています。ねじめ正一が書いた小説名から名前がとられました。

外観

店内。手前にもお客様がいて、僕はその間の席でした。

カウンター。僕以外は全て奥様族です。

オーディオ装置やレコードなど

アンプはアキュフェーズ

良さそうなプレイヤーです。

スピーカーは、B&Wのノーチラスでしょうか。ごく低い音量でヴォーカルがかかっていましたが、おしゃべりの音で、そちらには注意がいきませんでした。

ピアノもあって、ライブが開催されています。

ランチのメニュー。ランチの評判は良いそうです。

スコーンを中心とした軽食をもらいました。結構美味しかったので、女性の人気が出るのもわかるような気がします。

珈琲は、ランチを注文すると100円です。

【yummy】

住所:東京都杉並区高円寺北2丁目9-8
電話:03-6753-0504
ホームページ:koenji cafe yummy


オスカー・ピーターソン SOMETHING WARM

2018-06-13 20:00:42 | ピアノ・トリオ

梅雨に入り気温が高く蒸し暑い日々が続いています。長野市の自宅の小さな庭には、この時期紫陽花が咲いて、それを眺めていると一時いくらか清々しい気分になります。紫陽花にもいくつか種類があるようで、花の形は全く異なるのがあるのも面白いところです。奥さんと庭の話をしていて、そういえばWさんからいただいた雪割草が3月に咲いて、写メにとったというので、その写メも掲載します。華やかなアルバムを。

OSCAR PETERSON (オスカー・ピーターソン)
SOMETHING WARM (VERVE 1961年録音)

   

ピアニストのオスカー・ピータ―ソン(1925~2007年)のアルバムは、それこそたくさんありますが、シカゴのジャズクラブ「ロンドンハウス」で収録されたなかから6曲が収録されているこのレコードは、トリオの最高の演奏が聴けるので、昔からの愛聴盤です。演奏はもちろん素晴らしいのですが、取り上げられた曲目も嬉しいものです。

メンバーは、オスカー・ピーターソン(p)、レイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(ds)。この3人によるトリオは、1958年から1965年まで続き、ピーターソンのキャリアの絶頂期を形成したといっていいものです。ベース、ドラムスに人を得たからこそ、ピーターソンのテクニックも存分に発揮されているものでしょう。

曲目は、スタンダードが、「There is No Greater Love」、「I Remember Clifford」(クリフォードの想い出)、「Autumn Leaves」(枯葉)、「I Love You」、ピーターソンの自作「Blues for Big Scotia」、ハル・ムーニー作「Swamp Fire」の6曲。まずは「I Remember Clifford」と「Autumn Leaves」を演奏しているのが目にとまります。

オスカー・ピーターソン・トリオの快心の演奏を楽しめます。彼の テーマ曲ともいえる「Blues For Big Scotia」、猛烈なスピードでグルーヴ感を出している「Swamp Fire」、ヴァ―チュオーゾぶりを見せる「I Love You」とレコードのB面まで面白いのも特筆もの。「I Remember Clifford」では、ピーターソンのピアノにレイ・ブラウンのベースが寄り添って、繊細で美しいメロディを奏でていく冒頭の部分に感激し、テンポアップしたソロ、そして元のテンポに戻るという構成もよくて、同曲の代表的な演奏の一つに挙げたくなります。「Autumn Leaves」もあって、どなたにも親しみやすいのも特長。

【6月の紫陽花と3月の雪割草】

角度を変えて写しました。

こちらは別の種類

これから開花する感じです。

(以下は3月に咲いた雪割草です。スマホなのでボケていますが、大事な記録として残しました)

雪割草1

雪割草2


ウィーン・フィル長野公演やセイジ・オザワ・フェス(旧サイトウ・キネン)のことなど

2018-06-12 20:57:37 | クラシック

11月18日(日)にウィーン・フィルの長野公演があるので、チケットを購入しました。僕は、ウィーンフィルの演奏会は初めてで、一度でよいからそのサウンドを聴いてみたかったので、今から非常に楽しみです。しかも、指揮者は、フランツ・ウェルザー=メストで、ブラームスの交響曲第2番を演奏してくれるので、なにをおいても、出かけるつもりです。

   

一方、松本で夏に開催される今年のセイジ・オザワ・フェスティバルですが、小澤征爾さんは体調不良で指揮を降板し、代替えの指揮者も発表されましたが、特に聴きたいと思えないので、今のところ出かける予定はありません。

セイジ・オザワ・フェスは、小澤征爾さん一代限りの音楽祭なんだろうと考えていましたが、まさにそういう事態が進んでいます。音楽祭というからには、華のある知名度の高い人の出演が必要に思え、昨年まではファビオ・ルイージ(指揮)が出演したので、よかったのですが、今年は彼の出演もありません。

サイトウ・キネン・オーケストラ自体は、優れているだけに、小澤さんに代わる人で音楽祭が継続できるなら、是非そうしてもらいたいと切望しています。今年の夏は、セイジ・オザワ・フェスに代わって、室内楽ですが、同時期に開催される木曽音楽祭が面白そうなので、そちらに行こうかとも考えています。

   

【木曽音楽祭】

ホームページ:第44回木曽音楽祭


シーネ・エイ(vo)ライブ (6月6日 東京都神田Lydian)

2018-06-11 20:02:02 | 演奏会・ライブ

デンマークの女性歌手シーネ・エイ(1977年生)は、2003年以降何度も来日していますが、昨年に続き本年も来日してくれました。僕は、彼女のアルバムは何作か持っていますが、ライブを聴いたことがないので、Lydianで行われた公演に出かけました。

(出 演)

シーネ・エイ Sinne Eeg(vo) 
ヤコブ・クリストファーセン Jacob Christoffersen(p) 

(曲 目)

(前 半)

1 But Not For Me
2 Someone to Watch Over Me (やさしき伴侶を)
3 Anything Goes
4 The Bitter End (シーネ・エイ作)
5 Head Over High Heels (シーネ・エイ作)
6 Evil Girl Blues (シーネ・エイ作)
7 Love is a Time of Year(シーネ・エイ作) 
8 The Best I Ever Had (シーネ・エイ作)
9 It Might As Well Be Spring 

(後 半)

1 My Favorite Things
2 Prelude to A Kiss
3 Caravan
4 (曲名不詳、シーネ・エイ作)
5 (曲名不詳、シーネ・エイ作)
6 Happy Talk
Windmills Of Your Mind 【風のささやき】
8 Comes Love 

最終の新幹線に乗るためにここでお店を出ました。

(感 想)

人気歌手だけあって、会場はほぼ満席で、聴衆は70人くらいは入っていたと思います。曲目は、スタンダードナンバーとシーネ・エイ作詞作曲によるオリジナルで、ことに前半は、オリジナルを5曲取り上げるなど、シンガーソングライターらしい選曲でした。

1曲目の「But Not For Me」はヴァ―スから歌い、スキャットも交えていましたが、声がよく出ていて、初めから快調でした。「Someone to Watch Over Me」も、歌唱のスケールが大きく、ピアノソロも美しくて、感心しました。

彼女のオリジナルの中では、「Love in a Time of Year」が哀愁を帯びたメロディで、ポップス風ではありますが、最も気に入りました。後半では、バラードの「Prelude To A Kiss」では声がよく伸びて美しく、「The Windmills Of Your Mind」では、ストレートにメロディを歌い曲の良さを引き出していて、曲により歌い方を変えていました。

今回は、ヤコブ・クリストファーセン(P)だけの伴奏でしたが、バラードやシーネ・エイのオリジナル曲はよいのですが、4ビートのジャジーな曲だと、ベースやドラムスの音がほしいと痛切に思いました。クリストファーセンもソロをとっていましたが、リズムが重く、時に単調なところがあり、ジャズにはリズム楽器が不可欠だと改めて感じました。

曲の紹介など、おしゃべりを含めたステージも気さくな感じでよく、彼女の次回の来日があれば、また聴きたいと思いながら、神田駅に向かいました。

(リディアンの本日の出演者の告知)

  

【会場で購入し、サインをもらったCD「LIVE AT THE MILLFACTORY」】

シーネ・エイ自身が本国から持参したもので、流通経路にはまだ乗っていないようです。シーネとクリストファーセンがデュエットで出演した際に録音されたものです。