安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

二輪つらつら (和食 長野市)

2017-07-14 20:31:33 | グルメ

職場の近くにある和食のお店「二輪つらつら」には、ランチに行ったことがありますが、今回夕食を兼ねた会食で初めて寄ってみました。小さな小路にそっていて、場所がややわかりにくのですが、長野駅にも近く使いやすい場所です。

今回の二人は、アルコールに弱いので、料理に期待して入りました。中では、刺身がたいへん美味しく、汁物もいい味をだしていました。日本酒やワインがたくさん置いてあり、日本酒などを楽しみながら料理をいただくという使い方がよいようでした。

玄関

小上がりがあり、半個室のように使えます。

二人ともノンアルコールビール。お通しは、ホヤの塩辛。

本マグロなど。このお刺身は、熟成もされているのか、美味しかった。

煮あなご。

天麩羅の盛り合わせ。アスパラ、ズッキーニといった野菜に、エビ、アユなど。塩でいただきました。

牛筋の煮込み。よく煮込んであり柔らかいものでした。

瓜と金目鯛のお吸い物。昆布出汁のようでしたが、かなり美味しく、いい味でした。

出汁巻きたまご。

栃尾油揚げの辛味噌焼き。ご主人は新潟の出身なのかもしれません。

お茶漬け。

【二輪つらつら】

住所:長野県長野市南長野北石堂町1390
電話:026-266-7307
ホームページ:turatura(フェイスブック)


華麗なるイタリア・オペラの世界 市原 愛(ソプラノ)&西村 悟(テノール) (長野市芸術館)

2017-07-13 20:10:40 | 演奏会・ライブ

長野市芸術館の催事企画「アートメントNAGANO2017」の一つとして、「華麗なるイタリア・オペラの世界」という演奏会が7月11日(火)に行われたので聴いてきました。出演する歌手が大活躍中の二人なので、その歌声を楽しみに出かけました。 

   

(出 演)
市原 愛(ソプラノ)
西村 悟(テノール)
トリノ王立歌劇場トリオ 

(曲 目)
モーツァルト /歌劇「フィガロの結婚」序曲 (トリノ王立歌劇場トリオ)
ヘンデル / 歌劇「リナルド」から第2幕「私を泣かせてください」 (市原 愛)
ヘンデル / 歌劇「セルセ」から第1幕アリア「オンブラ・マイ・フ」 (西村 悟)
プッチーニ / 歌劇「ラ・ボエーム」メドレー (トリノ王立歌劇場トリオ)
プッチーニ / 歌劇「ジャンニ・スキッキ」から「私のいとしいお父さん」 (市原 愛)
プッチーニ / 歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」 (西村 悟)

ヴェルディ / 歌劇「椿姫」ハイライト (市原 愛、西村 悟)

(アンコール的に)
ヴェルディ / 歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」

(感 想)

長野では、オペラの上演はまず行われないので、アリアやダイジェストが聴けるのはありがたいことです。会場のリサイタルホールは、定員293席の音楽専用ホールで、ほとんど手の届くところで歌や演奏を聴くことができ、インティメイトな演奏会でした。

市原 愛、西村 悟という旬のアーティストの歌声は、よく声が出て、響きもよく、目の前なので迫力も十分で堪能できました。市原さんの歌った「私のいとしいお父さん」は、可憐な歌で、元々大好きなのですが、意外にドラマティックなところもある歌唱で印象に残りました。西村さんの「誰も寝てはならぬ」はかっこよくて、女性ファンが増えそうです。

休憩をはさんで後半は「椿姫」のハイライト。演技も加えて、二人の歌とトリノ王立歌劇場トリオの演奏も乗っていました。わざとハイライトでは抜いてあったと思いますが、最後に「乾杯の歌」で華やかに盛り上げて終演となりました。

コンパクトにまとまった公演でしたが、伴奏はやはりオーケストラがよいし、ハイライトではなくて歌劇全てが聴きたくなりました。ことにまだ観たことのない「フィガロの結婚」や「トゥーランドット」にいきたいと痛切に感じさせられた演奏会でした。

【出演者略歴】

   

   

   


ハービー・ステュワード HERBIE'S HERE

2017-07-12 20:03:08 | テナー・サックス

先日見た映画「カフェ・ソサエティ」は、ウディ・アレン監督の映画なので、スタンダードジャズがビッグバンドやテナーサックスの演奏によって流れていました。心躍る音楽なので、帰宅しても、音が頭の中から消えず、レスター・ヤング系のいいアルバムを聴こうと、ハービー・スチュワードのこの作品(CD)を取り出しました。

HERBIE STEWARD (ハービー・スチュワード)
HEREBIE'S HERE (Marshmallow 1992年録音)

   

ハービー・スチュワード(1926~2003年)は、1940年代後半にウディ・ハーマン楽団のセカンド・ハードで、スタン・ゲッツ、ズート・シムス、サージ・チャロフとともにサックスセクションの一員として演奏したことがよく知られていますが、他にもアーティー・ショーやハリー・ジェームスなどビッグバンドで活躍しています。

このハービー・スチュワードの熱烈なファンが、マシュマロレーベル主宰の上不三雄さんで、1992年に日本へ招聘してコンサートや録音を行っていますが、このアルバムは、山形公演におけるライブ録音です。メンバーは、ハービー・スチュワード(ts,cl)、ジーン・ディノヴィ(p)、デヴィッド・ヤング(b)、木村由紀夫(ds)。

曲はスタンダードなどです。「Serenata」、「Day Dream」、「Nica's Dream」(ニカの夢)、「Till The Clouds Roll By」、「Autumn Leaves」(枯葉)、「Don't Get Around Much Anymore」、「Goodbye」、「Herbie's Here」の8曲。「Herbie's Here」は、ジーン・ディノヴィが、スチュワードのために書いた新作で他はよく知られたスタンダードです。「Goodbye」は、上不プロデューサーからのリクエスト曲で、スチュワードはクラリネットを吹いています。

ハービー・スチュワード(ts, cl)の暖かい音色、モダンなフレーズを堪能でき、ジーン・ディノヴィ(p)らサイドメンも好調で素晴らしい作品。最初の「Serenata」から心地よくスイングする演奏が繰り広げられ、「Day Dream」は、美しいバラードで、スチュワードの高い音楽性が表現されています。「Autumn Leaves」では、スチュワードはメロディそのものをフェイクしていて、強く印象に残ります。意外な選曲の「Nica's Dream」とエリントンの「Don't Get Around Much Anymore」は、お楽しみナンバー、「Goodbye」は、クラリネットの音色が心に沁み、「Herbie's Here」は余韻が残ります。

【カフェ・ソサエティ サントラCD】

   

(収録曲)

1. ザ・レディ・イズ・ア・トランプ
2. ジーパーズ・クリーパーズ
3. マウンテン・グリーナリー
4. ハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ?
5. アイ・ディドント・ノウ・ホワット・タイム・イット・ワズ(時さえ忘れて) 
6. タクシー・ウォー・ダンス
7. ジング!ウェント・ザ・ストリングス・オブ・マイ・ハート
8. マンハッタン
9. マイ・ロマンス
10. ピック・ユアセルフ・アップ
11. アイ・オンリー・ハヴ・アイズ・フォー・ユー(瞳は君ゆえに)
12. ザ・ピーナッツ・ベンダー(南京豆売り)
13. 小さなホテル
14. アウト・オブ・ノーホエア
15. ディス・キャント・ビー・ラブ


美ヶ原温泉「ホテル翔峰」で温泉と昼食 (長野県松本市)

2017-07-11 20:02:01 | お出かけ・その他

7月上旬の山岳地帯に降った雨で登山道が荒れているだろうと9日(日)の登山は中止になりました。そこで、安曇野市の自宅から30分ほどの美ヶ原温泉へ行ってきました。

利用したのは、「ホテル翔峰」(ホテルしょうほう)で、温泉と昼食を楽しんできました。大型の施設で、宿泊客中心の営業ですが、日帰りプランもあって、近くの人も利用しやすい施設です。

玄関。建物の3階になります。ホテル全体が傾斜地を利用しているので、このような作りです。

正面駐車場と奥に入浴棟。

(温 泉)

「束間の湯」と名付けられています。建物の4階から廊下でつながります。

30mくらいはあるでしょうか。ずっと廊下を歩いていきます。

大浴場の玄関。

広い脱衣場。

露天風呂。右奥が大浴場になりますが、かなり広くて大きいです。

お風呂だけで別棟になっています。美ヶ原温泉は、久しぶりでしたが、疲れがとれるよい温泉だと思いました。

(昼 食)

1階にあるレストラン上高地の入口。それぞれ半個室の部屋になっています。

御造りは、「信州サーモン」と「マグロ」。

米茄子。

信州牛のステーキ。しゃぶしゃぶと選択できます。

揚げ物。

博多風茶碗蒸し。これは美味しかった。

野沢菜御飯。

デザート。

献立表。お腹いっぱいになりました。

【ホテル翔峰】

住所:長野県松本市大字里山辺527
電話:0263-38-7755
ホームページ:hotel-shoho.jp


映画「カフェ・ソサエティ」を観ました。

2017-07-10 20:03:42 | 映画・DVD・テレビ

長野市の映画館「長野松竹相生座」で、「カフェ・ソサエティ」(2016年アメリカ映画)を観てきました。監督・脚本はウディ・アレン、主な出演者は、ジェシー・アイゼンバーグ(ボビー)、クリステン・スチュワート(ヴォニー)、スティーヴ・カレル(フィル)。

   

パンフレット表紙。

(粗 筋)

もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功をめざす人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴェロニカ"愛称ヴォニー"の美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、うかつにも彼はまったく気づいていなかった。ヴォニーには密かに交際中の別の男性がいたことに……。(公式ホームページから)

(感想など)

全盛期のハリウッドやニューヨークへ連れて行ってくれる映画です。豪邸、ナイトクラブ、美女、ギャング、犯罪とその時代の空気がつまっています。クリステン・スチュワートという女優がよく、クールで知的で、なにもかもわかって人生を歩んでいるといった雰囲気を出していました。ウディ・アレン監督の私生活も投影されているようなストーリーの映画でもあります。

   

クリステン・スチュワート。シャネルの衣装、宝石も豪華です。

公式ホームページには、「ロマンティック・コメディ」といった惹句が使われていますが、それは違うと思いました。ボビーとヴォニーのラブ・ストーリーではあるけれど、それはいってみれば夢の中のことで、二人は現実を直視して、それぞれの人生を歩んでいるので、したたかです。そういうのが人生だよという声がアレン監督から聞こえてきそうです。

   

流れる音楽は、スタンダードジャズです。クラブのステージで歌われたのは、記憶違いでなければ「Mountain Greenery」と「Jeepers Creepers」でした。他にもたくさんのスタンダード曲が使われていました。アレン監督の映画は、ジャズが使われるので、その面からも見逃せない映画でした。