安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

テディ・エドワーズ SUNSET EYES

2018-03-18 11:03:07 | テナー・サックス

先日、東京でのランチに御茶ノ水の駅から比較的近い、「ジャズ・オリンパス」のカレーを食べました。名前のとおり、JBLオリンパスという格子の大きなスピーカーからジャズを流しているお店です。もっとも、昼食時は、次から次へとお客様が入ってきて、普通の食堂として機能しています。カレーは、少し辛めですが、美味しいので、ビジネスマンの利用も多いのもうなづけました。思わず「いいねえ」とうなづいてしまうアルバム。

TEDDY EDWARDS (テディ・エドワーズ)
SUNSET EYES (PACIFIC JAZZ 1959年、60年録音) 

   

テディ・エドワーズ(1924~2003年)は、1940年代半ばからロスアンジェルスを中心として長きにわたり活躍したテナー・サックス奏者です、クリフォード・ブラウン=マックス・ローチグループに参加したことで知られています。西海岸で活動していますが、演奏そのものは、グルーヴィーで、東海岸のジャズのようです。

3つのセッションを収録したアルバムで、参加メンバーもそれぞれ異なります。テディ・エドワーズ(ts)、ロニー・ボール(p)、ジョー・カストロ(p)、エイモス・トライス(p)、ベン・タッカー(b)、リロイ・ヴィネガー(b)、アル・レヴィット(ds)、ビリー・ヒギンズ(ds)。ボールとタッカー、レヴィットは「Tempo De Blues」の1曲だけに参加しています。エドワーズ(ts)がリーダーのカルテット編成で録音されています。

曲は、エドワーズの自作が「Tempo De Blues」、「Up In Teddy's New Flat」、「Sunset Eyes」、「Teddy's Tune」、「Takin' Off」(2ヴァージョン)、「My Kinda Blues」の6曲7トラック、リロイ・ヴィネガー作「Vintage '57」、キング・プレジャー作「The New Symphony Sid」、スタンダード曲の「I Hear A Rhapsody」の全10曲。オリジナル曲は、渋さが全くないキャッチャーともいえる曲想の曲ばかりです。

テディ・エドワーズ(ts)の快心の演奏が聴けます。録音したレーベルはパシフィック・ジャズなのですが、内容は、プレスティッジやリヴァーサイドという東海岸のレーベルのものかと勘違いしそうです。「Tempo De Blues」では、テナー・サックスの第一音から魅せられますし、エドワーズの代表曲「Sunset Eyes」では、ビリー・ヒギンズ(ds)の送り出すリズムに乗って、エドワーズの豪快でうねるテナーやジョー・カストロ(p)の洒脱なソロが聴けます。バラードの「I Hear A Rhapsody」は、ゆっくりとしたテンポで、音色、フレーズに細やかに表情を付けたエドワーズが素晴らしい。

【JAZZ OLYMPUS(ジャズオリンパス)のチキンカレー】

ホテルの一階がお店です。

   

入口

店内は広いですが、昼食時はいっぱになります。

壁には名盤のジャケットが展示してあります。

チキンカレー

セットの珈琲

【JAZZ OLYMPUS】

住所:東京都千代田区神田小川町3−24 お茶の水ホテル昇龍館
電話:03-3259-0055



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2 コメント

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JBLオリンパス (duke)
2018-03-19 18:55:10
azumino さん、こんばんは。札幌はどうでしたでしょうか。レポートが楽しみです。

JBLオリンパスは学生のとき居候していた故オーディオ評論家岩崎千明氏のリビングにありました。懐かしいですね。
テディ・エドワーズのこのレコードは違うセッションを収めておりますので統一感はありませんが、テディはメンバーが変わってもひたむきに吹いています。たまに聴くと響いてきます。
札幌は快適でした (azumino)
2018-03-19 22:46:18
dukeさん こんばんは

まず、花粉症の僕には、スギ花粉のない札幌は素晴らしく快適でした。春は札幌に住みたくなります。今回もジャズ三昧で、前回とそう変わりませんが、レポートを掲載しますので、ご覧ください。

テディ・エドワーズは、お話のようにひたすら吹いている感じがします。職人芸的なところも含め、好きなテナー奏者の一人です。

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