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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョー・ハイダー ONE FOR KLOOK

2013-06-26 23:32:18 | ピアノ

涼を求めて、新九朗の滝(長野県下伊那郡豊丘村)に行ってきました。村の一番奥まった南アルプス方面にあって、林道の終点から歩いて30分ほどかかりました。道は一応ありますが、水が流れている沢筋を横切ったりするので、岩の上で滑らないように気をつけて進みました。ようやく到着した新九朗の滝は、三段になった岩場を流れており、落差は30メートルだそうです。水しぶきが舞い、冷気が漂っていて、爽やかな気分になりました。ほっと一息つける作品。

JOE HAIDER (ジョー・ハイダー)
ONE FOR KLOOK (Sound Hills 2004年頃録音)

  Oneforklookjoehaider

ジョー・ハイダー(p)・トリオだけで4曲、そこにダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)が加わった4曲が収録されています。ジョー・ハイダーとダスコの共演は、1980年録音の「After A Long Time」(Ego)がありますが、それが素晴らしいものだっただけに約20年経っての再会セッションに興味が集まります。

メンバーは、ジョー・ハイダー(p)、レジー・ジョンソン(b)、サンゴマ・エヴェレ(ds)、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)。録音場所はスイスのチューリッヒですが、録音年月日の記載がないので、発売日(2004年10月)から推測しています。日本のメーカーの制作ですが、この点がちょっと残念です。

曲は、ジョー・ハイダーの自作が「Remembering Duke」、「Marcelle's Granddaughter」、「Friends」と3曲、それにダスコ・ゴイコヴィッチ作「One For Klook」。あとは、スタンダードで、「I'll Take Romance」、「I'm Getting Sentimental Over You」、「All Of You」、「I Hear A Rhapsody」。

ベテラン二人による寛いだセッション。トリオによる「Remembering Duke」はスロー~ミディアム・テンポで、ハイダー(p)は寂しさをにじませたプレイをしています。「I'll Take Romance」では、ダスコ(tp)はミュートで得意のフレーズをちりばめながら明るく吹き、「All Of You」でもミュートを用い、じっくりとテーマを浮かび上がらせていて惹きこまれます。「One For Klook」は、快活な早いナンバーで、ダスコはオープンで軽やかに吹き、ハイダーはスインギーに弾いていて楽しいハードバップ曲です。

【新九朗の滝】

  所在地の豊丘村のご紹介 豊丘村ホームページ  

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               「新九朗の滝」全景

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               「新九朗の滝」上部拡大

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                  滝に通じる道

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                 滝のすぐ下のところ。   



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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azumino さん、こんばんは。 (duke)
2013-06-27 19:11:07
azumino さん、こんばんは。

再会セッションは日本的発想の企画ですね。過去の名演を超えられないと思いつつ、つい聴いてしまいます。ハイダーもゴイコヴィッチも丸くなっておりますが、これはこれで味がありますね。
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dukeさん こんばんは (azumino)
2013-06-28 22:23:07
dukeさん こんばんは

ジョー・ハイダーというよりダスコ・ゴイコヴィッチ目当てで買う人が多いCDだと思います。僕もそうだったのですが(笑)。

再会セッションですが、「All of You」におけるダスコの演奏など、いい線いっていると思います。
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