安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

チャリート(vo)ライブ (6月22日 北海道札幌市Cats & Dogs)

2019-06-28 20:01:32 | 演奏会・ライブ

チャリートは、マニラ出身で東京中心に日本で活躍しているジャズシンガーですが、札幌滞在の2日目にすすきののジャズバー「Cats & Dogs」に出演するというので聴きにいってきました。本人の歌にも興味があったのですが、伴奏の若井優也(p)、楠井五月(b)、山田玲(ds)の演奏を聴きたくて出かけました。

 (出 演)

Charito(vo)(チャリート(vo))
若井優也(p)
楠井五月(b)
山田 玲(ds)

チャリート(vo)

若井優也(p)

右に楠井五月(b)、隠れていますが、山田玲(ds)。

(曲 目)

Spring Has Sprung With A Little Melancholy  (楠井五月作曲)
I've Got The World On A String
So In Love
Dearly Beloved
Watch What Happens
Love for Sale
How Do You Keep The Music Playing?
Fascinating Rhythm

<休憩>

ショパンの練習曲 作品10-6 (若井優也編曲)
New York State of Mind
Dreamer
I Get a Kick out of You
Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry
Blue Skies
Nica's Dream (アンコール曲)

(感 想)

若井優也(p)は、キース・ジャレット、ビル・エヴァンスを思わせるところがあり、抒情が感じられました。とりわけ、ピアノのサウンドが美しく印象に残り、現代的な演奏をやったかと思うとファンクにいってみたりと、柔軟性があります。若井さんのピアノを聴くのは初めてですが、日本にもこんなピアニストがいるのかと感心しました。

楠井五月(b)は様々なグループで活躍していて、僕が聴くのは3~4回目ですが、「Love for Sale」では、いきなりチャリートからフューチャーと言われたようで、メロディアスな前奏、伴奏をさっとつけていました。音も豊かです。ドラムスの山田さんは、影に隠れて全く見えず、会場も狭いので大きな音も出していませんでした。どこかでまた聴いてみたいドラマーです。

チャリートの歌を聴くのは初めてですが、大ベテランだけあって、スタンダード曲を自在といった感じで歌っていました。ぐいぐいスイングして盛り上げていましたが、バラードでも最後は絶叫系になるので、そのあたりを落ち着いて歌ってほしいと願いながら聴いていました。

聴衆は30人程度で満席状態でした。なお、前半、後半ともに最初の曲は、ピアノトリオによる器楽曲です。

【Cats & Dogs】

住所:札幌市中央区南4条西5丁目 F45ビル7F
電話:011-231-3611
ホームページ:cats-and-dogs.jp

 

お店の入口。

店内。まだこれからぞくぞく入ってきました。