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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

公園の淑女たち!?の「読書会」

2022-03-19 | 本の紹介
3月16日(水)は定例の読書会でした。

定例といっても会場や日程は決まっていず、会の終了時に次の予定を決めます。

次に読む本もその時にみんなで相談して決めます。


そういうわけで、先日はあったかい好天だったので、明石城公園に集合♪

公園内の「カフェテラス」よりも四阿(あずまや)の方が半日陰で好いということで、
その縁側に並んで

宮澤賢治の『猫の事務所』を読みました。

(みんなで順番に朗読します♪)


メンバーの一人が図書館で絵本を3冊も借りて来てくれたので、

同じ物語でもそれぞれ違う絵を眺めることが出来て、とっても愉しかったです。

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「読書会」は他に特にルールや会費なども無く、それぞれの近況を話したり、

その時々のニュースが話題になったり、また自分の読んだ本の感想や紹介など。

主にみんなの「交流の場」ともなっている自由で楽しい、月一回の読書会です。


この日はメンバーの一人が手作りの「ウクライナ国旗」を持って来られたので

記念に写真を撮らせてもらいました。

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まだ全部は縫い上がって無かったので、その場で「和」の文字の「口」の部分の
仕上げをしているところです♪

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(今日は欠席されていますが、この他にもメンバーがいます♪)

ウクライナ国旗の青は空の色、黄色はひまわりの花をイメージしているそうで?

私は初めて意味を知りましたが、この色の取り合わせはシンプルで好きです♡

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読書会の仲間は皆さんとても活動的で、個性的&素敵なメンバーばかりです。。

ただし「スピリチュアル」には全く関心が無く、(宮澤賢治のことは好きなのに?)

「輪廻転生」やUFOなどは信じ無い人たちばかりなのが不思議です(笑)。


私はこの日は「宮沢賢治詩集」(岩波文庫)の中から、

大好きな『曠原淑女』という詩を紹介しました♪
(「高」という字は旧字です)

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  曠原淑女(作品第九三番)    宮沢賢治

 日ざしがほのかに降ってくれば 
 またうらぶれの風も吹く
 にはとこやぶのうしろから
 二人のをんながのぼって来る

 けらを着 粗い縄をまとひ
 萱草の花のやうにわらひながら
 ゆっくりふたりがすゝんでくる

 その蓋のついた小さな手桶は
 今日は はたけへ のみ水を入れて来たのだ
 今日でない日は青いつるつるの蓴菜を入れ
 缺けた朱塗の椀をうかべて
 朝の爽やかなうちに町へ賣りにも来たりする

 鍬を二挺ただしくけらにしばりつけてゐるので
 曠原の淑女よ
 あなたがたはウクライナの
 舞手のやうに見える 

 ・・・・風よたのしいおまへのことばを
     もっとはっきり
     この人たちにきこえるやうに云ってくれ・・・・

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本日も「光のチャレンジ」をご覧くださって
ありがとうございます。

高校の国語の授業で宮沢賢治の詩を知って以来、
ずっと印象に残っていた「ウクライナ」の舞手「農婦」たち。。

「曠原淑女」と名付けた賢治のセンスに感服!

どうか高原に平和の風が吹き渡っていきますように。。










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