「せ」の検索では、「停止せず」という見出しの端にある助動詞の片割れが引っ掛かりました。
恐ろしい水蒸気爆発の話です。
はげしさはわかっていても、水の押し寄せ方は実績だけでは予想ができません。
浸水の危険性を認識したあと、操業停止を指示しなかったと言われても、危険認識と採算勘定の葛藤はこの種のなりわいには常につきまとい、天秤がちょっと狂えば大惨事は免れません。
高度の安全操業ができるような製品の価格水準が保たれなければ、危険か安全かは天気任せということになります。
爆発の原因を操業判断に押しやって、安く作れ、早く作れ、それで利益を生み出せという構えが改められない限り、高度の安全を期待することはできないでしょう。
「せ」は水に深くかかわる文字なのでした。
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