うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

既定依存は不便を招く

2014年08月20日 | 忘れかけていたこと

今頃ようやく気付きましたが、ずいぶんバカなことをやっていたものです。

メールのエンコードを「日本語(自動選択)」にしてあるので、日本語で送られてきたメールはみな日本語で読みとれる文字になるものと思っていたのですが、そうではありません。
Mac、タブレット、スマホから送られてくるメールは、文字化け状態になってやってきます。
そこで、文字化け受信のときには、その都度、閲覧ウインドウのメニュから「表示」⇒「エンコード」⇒「その他」⇒「UTF-8」と、送信側のエンコードに切り換えをしていました。

しかし、どう考えても、お化けが来たら扉を入れ換えるようなことをいちいちやっているのは、いかにも間抜けな仕業です。
ふと、メーラーの「ツール」⇒「オプション」で [読み取り] のタグをよく見ると「フォント」の項にこう書いてあります。
「ここをクリックすると、メッセージを読むときに使用する、フォントおよび既定のエンコードを変更できます」
[エンコードの設定] というボタンも見つかりました。

そのボタンを押すと、現れた窓に「既定のエンコード」に「日本語(自動選択)」と表示され、その下の、□「受信メールに既定のエンコードを適用する」にチェックが入っています。

お化けの見えたのはこの窓からでした。
日本語(自動選択)を「既定」にして、それを適用しておけば、どんなエンコードのメールがやってきても自動選択されて日本語として読みとれるようになる、と読んでいたのです。

ところが「自動選択」はこのメーラーがつくられたときの守備範囲内での自動選択であって、いつのまにか「こちらが標準だ」と幅を利かすようになった「UTF-8」は、自動選択の域外になっていたのです。
域外にあるものを迎え入れるには、当然、既定外を許容しなければなりません。

自動装置は人間がある条件のもとで設定した範囲でしか働きません。
既定は、何も手を加えない状態の環境に合っているというだけの、いずれは変更され得る、設定上の選択肢の一つでしかありません。
こんな簡単な理屈に気づかなかったのは、「自動」とか「既定」という言葉への依存の気持ちが強すぎたからでしょう。

既定のチェックをはずしたら、残暑の去らないうちに、お化けは出なくなりました。

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