jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

Staxのシェル + SHURE Me97HE で ・・・・・・・ JAZZ CONTEMPORARY / KENNY DORHAM

2018-04-15 | お遊びオーディオ

 

Staxのシェルを入手。

ややレトロ調の中にシャープさもあり、組み込むカートリッジはルックス重視でケース・ヘッドに同じアルミ素材を使っているSHURE・Me97HEをチョイス。一体感が出てキリッとスタイリッシュに。

 

 

リード線は付属品ですが、やや太めのOFCかな?何となく期待が持て、セラミックスのスペーサーを差し込みます。このスペーサー、音像をクッキリさせるなかなかの優れものです。カーボン製のスペーサーもありますが音をデッドにさせるので高域の五月蠅さをを抑えるには効果的ですが、タイトな音を狙うにはセラミックスですね。人気があるのか、ネットでかなり高額な価格でも直ぐ販売済みになります。 

 

 

このStaxのシェルはアルミ・ダイキャストでアームとのホールドをしっかりさせるダブル・ピン仕様、また傾き、オーバーハングの調整が出来る機能まで付き、思いの外造りが良いです。

 

 

3、4枚軽く流し、良い手応えを得た所でドーハムの好きなTIME盤を。カヴァがゲート・ホールドではない2nd盤です。

あの「JARO盤」の僅か一ヶ月後の録音なのでドーハムは好調さをキープし、メンバーもpがフラナガンからキューンに入れ替わっている程度で「JARO続編盤」と言っていいでしょう。「JARO盤」が余りにも有名なため日陰もの扱いされているけどクオリティにそれほど差を感じません。゛Monk's Mood”では、他の人が演ると「はい、モンクを・・・・・」となる所を、ドーハムは自分の世界にしっかり落し込んでいる。流石です。

イラストのカヴァ、こうして改めて見るとなかなかGooです。もっともドーハムを連想するにはチョット・・・・・・・・・

StaxとMe97HEの新しいコンビで聴いてみると、ドーハムのハイ・ノートに厚みと芯が出て、キューンのpの響きに光沢感が増し印象度がグッと上がりました。リード線、スペーサーの相乗効果もあるのでしょう。

従来のバップ・ピアニストとは異なる感覚のキューンのpがこれ以上、自分を出すと全体の調和を崩し「OB」となる寸前で止め、程よいスパイス役を果たしている。

 

 

以前は「目立たない優等生」と思っていたMe97HEがイメージ通り「いい仕事」をするようになりました。世間では「エネルギー感がいま一つで平凡」と噂されましたが、手間ひま掛けてやると本来の力をちゃんと発揮してきますね。ま、何事もそうなんですが。

この「澄んだ音」は数あるSHUREの中でも異色で、非凡です。暫く常用に。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿