先日より色々な事が重なり、心沈んでいた。
「心治める真実の道」の言葉を思い出して、最近行っていなかったおさしづを読むことをした。
お金を借りるということから、「借り」で調べて見た。
私の事なので、はじめは「借り」で調べても、読み進めると様々なことが思い浮かび、その頃の事を天理教事典を調べながら、そして他の言葉へ移りながら読みすすめた。
そして最終的には次のおさしづにぶち当たった。
私には、功を作ることが何よりも大切であると思えた。
なってもならんでも一つ、教祖の道具としてさせて頂ければ結構と、自分の出来ることをさせて頂こうと思う。
篠森事情に関するおさしづ
(篠森は明治二十六年一月より本部へ客員として入っている)
明治二十六年五月十一日 午後十一時五十分
『刻限』
さあ/\/\、どういう者を連れて戻るやら知れん。早く返事をせにゃならん。返事の中にどういう事、この世始めた無い事あって、これが難しい。難しい中にあらあらの道がある。どういうもの今の一時事情、始めた一人、大変苦労した。我が身我が身の心を出して、事情始めた残念さ。だん/\道を早く取り替え、だん/\諭し通り、伺い通り、どんな事でもこんな事でも危なきは無いと知らしたる。なれど伺いさしづ、諭の理を消して、めん/\心の理を拵えて、暗がりの道。めん/\それ/\怖わき恐ろしきの道を知らず知らず、めん/\結構思わく通り、よう聞き分け。数々の中に苦労集めて始め掛けた事情いかなる事も、千里跨がる一つの道、よく/\の道、心を改め替え。人間というは今日までの日は分かるであろ。明日日の事は分かろうまい。怖わき危なきの道は分かろうまい。怖わきは知ろうまい。一つの事情もよう知らず、万事心限りの道は知ろうまい。側なる者も、曇り一つの道を知らんが、早く取り替え。まご/\の心は要らんでな。これまで互い/\運んで置いて、暗がり知らんか。明日日から見せて通るが神の道。いかなるも聞き分け。
明治二十六年五月十一日 夜二時十分
『篠森教正の事に付願』
さあ/\尋ねるまでやろう/\。どんな事もよう思うてみよ。そんな事尋ねるまでのもの。
『押して願』
さあ/\、そんな要らざる心配する事要らん。そんな心配するのなら、どうする事もこうする事も要らん。そんな心配何も要らん事や。
『押して、篠森教正おやしきに入れぬように』
さあ/\踏み込まさんと言うのやない。どんな者でも、踏み込まさんと言うのやない。よう思うてみよ。だん/\見遁してある処、皆々思やんあってした事やろう。未だやはりどうも知らん。どうしたとて言うたとて、諭したとて、聞かず聞かせず自業自得でなりゃどうする事も要らん。いつまでも見て居れば、どうもならんようになる。どういう理で立ち寄ったぞ。何とも無くば何でも無い。前々より成程と思うて寄り来た処、何にも知らんから出けて来るのや。知らんから寄せた理が、いついつまでも年限経てば知らず/\の理になる。どうもならん。めん/\がこうと思えば後々の者は、何と言おうが構わんと言う。何というざまじゃ。残念を知らんか。何というざまや。すっきり放って置くで。
『押して願、中山会長へ申し上げ朝親神様へ取次一同御詫び申し上ぐ』
何も知らずに二人や三人の心で何故なったのか。
『押して願、一同御詫び申し上ぐ』
二人や三人でどんな事でも出来りゃしてみたらよい。取り扱いの事にそれだけの事分からんか。さしづも何も要らん。現在の事で何故話を付けん。小さい事やない。一日の日知らしたる。その通り成りてある。それを未だと言う。一時に消えて了う処通してある。何と思うて居るぞ。怖わいも恐ろしいも知らんが、遠い理やない。一つの声がある。何ぼ説いても口説いても聞かん。もう放って置くで。放って置けば、暗がりで知らん所で突き離されたも同じ事、知らして/\知らし抜いたる。十分に知らしたる事も棚へ上げて、めん/\の思わくばかり。何行きそうな事やある。よう思やんしてみよ。よう聞き分け/\。未だ分からんか。要らざらん事、何も心を付けるやない。めん/\でする事、どうも知ろうまい。是非はあろうまい。めんめんの怨み、これだけの事を皆んなよう思うてみよ、天然自然という処成程と言う。めん/\承知して居れば、どんな慎みも出来る。これよう聞き分けて置かにゃならん。
さあ/\もうこれ一人のためにそちらも騒がし、残念でならんが未だそれだけの事分からんか。分からんやない。なれどめん/\勝手から怖わい道を通らねばならん。これまで艱難苦労、所々一つの理を治め、それ/\速やか治めて置いて、一日の日を定めて、所にてはたんのうして、喜ぶ/\場所で一つの理があってはなろまい。又遠く所にては、自由叶うというは許した一つの理、皆怖わい中連れて通るは、何ぼでもどうもならん。百貫の力でも、百貫の物は持てようまい。扶け合いもだんだんある。互い扶け合いの中に、どんな理もある。理が許さなんだらどうもなろうまい。成ろうと思うても成るやない。これで聞き分けねばどうもなろうまい。もう一度と思う者もある。なれど叶わんで。万人の中多くの中から出て来て、大きい声も出さず、それに二人や三人の中で生涯心の理に持たれるような事を、これでも残念と思やせんか。
明治二十六年五月十二日 夜
『これまで篠森事務所詰の処、本部員相談の結果、事務一切取り扱い見合わさすよう談示の上伺』
さあ/\だん/\尋ねる処/\早う事情聞き取れ。どうもならん。気に合うと言う、気に合わんと言う。合うだけは受け取る。合わん処は受け取れん。よう聞き分け。このやしき利巧発明で付いて来たのやあろうまい。ぢばやあろうまい。ならんも言うまでやあろうまい。どうもならん。事情により不承々々ながらこれまで何事も無しに通したは、神のやしきでこそ、無理な道も通した。さしづ刻限で知らしたる。一日の日に有る無きの証拠とも言う。これから始めたる。毎晩会議々々で苦しむなよ、と諭したる。道のためとは言えようまい。尽す理とは言えようまい。さしづを尋ねたら、こういうさしづ諭されたと、めん/\心に考え。又一つ話、変わった事情聞かし置こう。よう聞き分け。軽い/\話で諭す。一戸という一つ理、一軒の理聞き分け。生さん中という理を聞き分け。世上にもあるやろう、継子殺しとも言う。この理聞き分けば一寸分かるやろう。あら/\は言うまで。どういう話に集めるなら、一軒の内に心が二つある。二つあっては、一軒の内は治まろまい。一軒の内、心二つあるとは、継母、継親、継子、この理から聞き分けたら鮮やか理。どんな難儀も知りつゝ抜けて出りゃ、どうも止められようまい。引っ張って居る間に思やんせねばならん。又一つ変わりた理、一軒の内、主は一人、それに付き添うは理、主一人の心、主の心の理で代々発達、大きい財産持ちでも、主一つの心の理によって、あちらも売り払い、こちらも売り払い、あちらもこちらも難儀掛ける。これ主一人の心の置き所の理によって無いようになる。世界に無い理を始める。一人貰い受けたる理、たゞ息一つの理によって、どんな理も出る。だん/\成程、今の一時思わく通りやない、早く/\の道を急ぐから、だん/\の事情を拵え、並大抵の道やない。めん/\も聞いて置かにゃならん。何でも彼でも精神の道を拵えねばならん。どんな難しい道を通るにも、精神の理でだん/\発達、多くの中皆同じ心なら、主一人の心の理を立てず、繋ぎ/\は天の理、世界広く諭したる処、家内は一つ言うまでやあろうまい。話古い話、これ何も知らん者が寄り合うた道、どれだけの者といえど、おめ恐れる事はないで。出ける出けんは言うまで。又一つ変わりて事情と言う、だん/\こうと言う、一時の道が切れんと言う、色品変えてこうと言う。善き事前にして、悪事災難、こういう事これはいかなる事で御座ると尋ねたら、鮮やか諭したる。今一時分かる。何も古い事やあろうまい。僅かの間ならそこ/\の理に覚えて居るやろ。をやの言う事聞かねば、心の道になってからは取り返しの出来るものやない。さあよう聞き分けるなら成程の理も分かる。何もならん功の無き者心を寄せてやりたなら、落ちて了うて上ろうと思うてもいかん。善き事なら手を叩いて寄るやろ。不承々々ながらの夜を更かし、要らん道、兄弟事情を眺め、可哀相なもの。知らんと言えば取り掛かる事あろうまい。これより一つ話変わる。内々一つのしんばしら、声が一つの理、何名何人の中、そうとそれ/\人衆何人、誰何人何人定めてない。続いて/\年限経った後は、天に映りて人衆々々の定め替え、程無くの事情、一々の処にては順という。名付ける道は一時急ぐ。譬えて話、いかなる囲いという、いかなるも恐れるやない。理によって囲いの中から大砲打ち出す理は治められようまい。誠一つ失う。大抵の道も一時に消すと言う。いかなるもどういう事も聞き取れ。万事の中にたゞ心一つ。又変わりて話、一時治まらんという。これさしづの理によって治まらんと言えば、神のさしづをせゝら笑い、空に聞いて居るからの事、さんげどころやあろうまい。一時の処、許すに許されん。許してやりたい、可哀相なもの、可哀相なれば、別けて兄弟同様の道を運び、向こに不憫を掛けてやるが、不憫を掛け、一人分かれがめん/\の理、側々掻き上げた理は、逆落しに落ちんならんが天の理。又一つ変わりた話、これだけ聞かしたら、どんな者でも一寸は分かるやろ。分からねばどうもならん。をやの心うっかり思やんと聞いて居てはならぬ。可哀相、気の毒なもの、又一つ、知らず/\起りた理やあろうまい。前々元々という、起りという、皆だん/\の事情で起りたのか。取り抑えるに抑えられん。何としようと思う。これより又一つどうするとも言わず、居るやらなあ、居んやらなあと、この事情に委せ置く。さあ、居るやらなあ、居んやらなあという事情、これ聞き分け。居るやらなあ、居んやらなあ。しんばしらにしっかり聞かせ。居るやらなあ、居んやらなあ、これ二つの理を聞き分け。
「心治める真実の道」の言葉を思い出して、最近行っていなかったおさしづを読むことをした。
お金を借りるということから、「借り」で調べて見た。
私の事なので、はじめは「借り」で調べても、読み進めると様々なことが思い浮かび、その頃の事を天理教事典を調べながら、そして他の言葉へ移りながら読みすすめた。
そして最終的には次のおさしづにぶち当たった。
私には、功を作ることが何よりも大切であると思えた。
なってもならんでも一つ、教祖の道具としてさせて頂ければ結構と、自分の出来ることをさせて頂こうと思う。
篠森事情に関するおさしづ
(篠森は明治二十六年一月より本部へ客員として入っている)
明治二十六年五月十一日 午後十一時五十分
『刻限』
さあ/\/\、どういう者を連れて戻るやら知れん。早く返事をせにゃならん。返事の中にどういう事、この世始めた無い事あって、これが難しい。難しい中にあらあらの道がある。どういうもの今の一時事情、始めた一人、大変苦労した。我が身我が身の心を出して、事情始めた残念さ。だん/\道を早く取り替え、だん/\諭し通り、伺い通り、どんな事でもこんな事でも危なきは無いと知らしたる。なれど伺いさしづ、諭の理を消して、めん/\心の理を拵えて、暗がりの道。めん/\それ/\怖わき恐ろしきの道を知らず知らず、めん/\結構思わく通り、よう聞き分け。数々の中に苦労集めて始め掛けた事情いかなる事も、千里跨がる一つの道、よく/\の道、心を改め替え。人間というは今日までの日は分かるであろ。明日日の事は分かろうまい。怖わき危なきの道は分かろうまい。怖わきは知ろうまい。一つの事情もよう知らず、万事心限りの道は知ろうまい。側なる者も、曇り一つの道を知らんが、早く取り替え。まご/\の心は要らんでな。これまで互い/\運んで置いて、暗がり知らんか。明日日から見せて通るが神の道。いかなるも聞き分け。
明治二十六年五月十一日 夜二時十分
『篠森教正の事に付願』
さあ/\尋ねるまでやろう/\。どんな事もよう思うてみよ。そんな事尋ねるまでのもの。
『押して願』
さあ/\、そんな要らざる心配する事要らん。そんな心配するのなら、どうする事もこうする事も要らん。そんな心配何も要らん事や。
『押して、篠森教正おやしきに入れぬように』
さあ/\踏み込まさんと言うのやない。どんな者でも、踏み込まさんと言うのやない。よう思うてみよ。だん/\見遁してある処、皆々思やんあってした事やろう。未だやはりどうも知らん。どうしたとて言うたとて、諭したとて、聞かず聞かせず自業自得でなりゃどうする事も要らん。いつまでも見て居れば、どうもならんようになる。どういう理で立ち寄ったぞ。何とも無くば何でも無い。前々より成程と思うて寄り来た処、何にも知らんから出けて来るのや。知らんから寄せた理が、いついつまでも年限経てば知らず/\の理になる。どうもならん。めん/\がこうと思えば後々の者は、何と言おうが構わんと言う。何というざまじゃ。残念を知らんか。何というざまや。すっきり放って置くで。
『押して願、中山会長へ申し上げ朝親神様へ取次一同御詫び申し上ぐ』
何も知らずに二人や三人の心で何故なったのか。
『押して願、一同御詫び申し上ぐ』
二人や三人でどんな事でも出来りゃしてみたらよい。取り扱いの事にそれだけの事分からんか。さしづも何も要らん。現在の事で何故話を付けん。小さい事やない。一日の日知らしたる。その通り成りてある。それを未だと言う。一時に消えて了う処通してある。何と思うて居るぞ。怖わいも恐ろしいも知らんが、遠い理やない。一つの声がある。何ぼ説いても口説いても聞かん。もう放って置くで。放って置けば、暗がりで知らん所で突き離されたも同じ事、知らして/\知らし抜いたる。十分に知らしたる事も棚へ上げて、めん/\の思わくばかり。何行きそうな事やある。よう思やんしてみよ。よう聞き分け/\。未だ分からんか。要らざらん事、何も心を付けるやない。めん/\でする事、どうも知ろうまい。是非はあろうまい。めんめんの怨み、これだけの事を皆んなよう思うてみよ、天然自然という処成程と言う。めん/\承知して居れば、どんな慎みも出来る。これよう聞き分けて置かにゃならん。
さあ/\もうこれ一人のためにそちらも騒がし、残念でならんが未だそれだけの事分からんか。分からんやない。なれどめん/\勝手から怖わい道を通らねばならん。これまで艱難苦労、所々一つの理を治め、それ/\速やか治めて置いて、一日の日を定めて、所にてはたんのうして、喜ぶ/\場所で一つの理があってはなろまい。又遠く所にては、自由叶うというは許した一つの理、皆怖わい中連れて通るは、何ぼでもどうもならん。百貫の力でも、百貫の物は持てようまい。扶け合いもだんだんある。互い扶け合いの中に、どんな理もある。理が許さなんだらどうもなろうまい。成ろうと思うても成るやない。これで聞き分けねばどうもなろうまい。もう一度と思う者もある。なれど叶わんで。万人の中多くの中から出て来て、大きい声も出さず、それに二人や三人の中で生涯心の理に持たれるような事を、これでも残念と思やせんか。
明治二十六年五月十二日 夜
『これまで篠森事務所詰の処、本部員相談の結果、事務一切取り扱い見合わさすよう談示の上伺』
さあ/\だん/\尋ねる処/\早う事情聞き取れ。どうもならん。気に合うと言う、気に合わんと言う。合うだけは受け取る。合わん処は受け取れん。よう聞き分け。このやしき利巧発明で付いて来たのやあろうまい。ぢばやあろうまい。ならんも言うまでやあろうまい。どうもならん。事情により不承々々ながらこれまで何事も無しに通したは、神のやしきでこそ、無理な道も通した。さしづ刻限で知らしたる。一日の日に有る無きの証拠とも言う。これから始めたる。毎晩会議々々で苦しむなよ、と諭したる。道のためとは言えようまい。尽す理とは言えようまい。さしづを尋ねたら、こういうさしづ諭されたと、めん/\心に考え。又一つ話、変わった事情聞かし置こう。よう聞き分け。軽い/\話で諭す。一戸という一つ理、一軒の理聞き分け。生さん中という理を聞き分け。世上にもあるやろう、継子殺しとも言う。この理聞き分けば一寸分かるやろう。あら/\は言うまで。どういう話に集めるなら、一軒の内に心が二つある。二つあっては、一軒の内は治まろまい。一軒の内、心二つあるとは、継母、継親、継子、この理から聞き分けたら鮮やか理。どんな難儀も知りつゝ抜けて出りゃ、どうも止められようまい。引っ張って居る間に思やんせねばならん。又一つ変わりた理、一軒の内、主は一人、それに付き添うは理、主一人の心、主の心の理で代々発達、大きい財産持ちでも、主一つの心の理によって、あちらも売り払い、こちらも売り払い、あちらもこちらも難儀掛ける。これ主一人の心の置き所の理によって無いようになる。世界に無い理を始める。一人貰い受けたる理、たゞ息一つの理によって、どんな理も出る。だん/\成程、今の一時思わく通りやない、早く/\の道を急ぐから、だん/\の事情を拵え、並大抵の道やない。めん/\も聞いて置かにゃならん。何でも彼でも精神の道を拵えねばならん。どんな難しい道を通るにも、精神の理でだん/\発達、多くの中皆同じ心なら、主一人の心の理を立てず、繋ぎ/\は天の理、世界広く諭したる処、家内は一つ言うまでやあろうまい。話古い話、これ何も知らん者が寄り合うた道、どれだけの者といえど、おめ恐れる事はないで。出ける出けんは言うまで。又一つ変わりて事情と言う、だん/\こうと言う、一時の道が切れんと言う、色品変えてこうと言う。善き事前にして、悪事災難、こういう事これはいかなる事で御座ると尋ねたら、鮮やか諭したる。今一時分かる。何も古い事やあろうまい。僅かの間ならそこ/\の理に覚えて居るやろ。をやの言う事聞かねば、心の道になってからは取り返しの出来るものやない。さあよう聞き分けるなら成程の理も分かる。何もならん功の無き者心を寄せてやりたなら、落ちて了うて上ろうと思うてもいかん。善き事なら手を叩いて寄るやろ。不承々々ながらの夜を更かし、要らん道、兄弟事情を眺め、可哀相なもの。知らんと言えば取り掛かる事あろうまい。これより一つ話変わる。内々一つのしんばしら、声が一つの理、何名何人の中、そうとそれ/\人衆何人、誰何人何人定めてない。続いて/\年限経った後は、天に映りて人衆々々の定め替え、程無くの事情、一々の処にては順という。名付ける道は一時急ぐ。譬えて話、いかなる囲いという、いかなるも恐れるやない。理によって囲いの中から大砲打ち出す理は治められようまい。誠一つ失う。大抵の道も一時に消すと言う。いかなるもどういう事も聞き取れ。万事の中にたゞ心一つ。又変わりて話、一時治まらんという。これさしづの理によって治まらんと言えば、神のさしづをせゝら笑い、空に聞いて居るからの事、さんげどころやあろうまい。一時の処、許すに許されん。許してやりたい、可哀相なもの、可哀相なれば、別けて兄弟同様の道を運び、向こに不憫を掛けてやるが、不憫を掛け、一人分かれがめん/\の理、側々掻き上げた理は、逆落しに落ちんならんが天の理。又一つ変わりた話、これだけ聞かしたら、どんな者でも一寸は分かるやろ。分からねばどうもならん。をやの心うっかり思やんと聞いて居てはならぬ。可哀相、気の毒なもの、又一つ、知らず/\起りた理やあろうまい。前々元々という、起りという、皆だん/\の事情で起りたのか。取り抑えるに抑えられん。何としようと思う。これより又一つどうするとも言わず、居るやらなあ、居んやらなあと、この事情に委せ置く。さあ、居るやらなあ、居んやらなあという事情、これ聞き分け。居るやらなあ、居んやらなあ。しんばしらにしっかり聞かせ。居るやらなあ、居んやらなあ、これ二つの理を聞き分け。