またしても今日、大学を卒業できない夢で目を覚ました。
卒業して30年が経とうとしているのに、毎年2〜3回、大学を卒業できなかった夢を見る。
私の学んでいた東京薬科大学は私立大学。国家試験の合格率は大きな宣伝になるので国家試験に落ちそうな学生を卒業させるわけにはいかない。
卒業するための試験が当時3回もあった。
普段から落ちこぼれだった私は卒業できる気がしなくて試験の前日、滅多にかけない実家に電話をして「俺、卒業できそうにない、胃が痛いから救急車を呼ぶわ」と泣き言を言って母親を困らせたことがある。
元々、大学進学に反対だった父親にも「大学に入ったら、しっかり勉強をするから大学に行かせて欲しい」と泣きついて行かせてもらって、この有様である。
卒業できなければ、両親にもう1年高額の学費と東京での私の生活費を払わせることになる。
結局は3回の試験とも合格して、国家試験も1発合格できた。
しかし今でもあの時の思いは夢になって出て来る。遊び呆けていた罰は一生ついてまわるのだろう。