葦津泰國の、私の「視角」

 私は葦津事務所というささやかな出版社の代表です。日常起こっている様々な出来事に、受け取り方や考え方を探ってみます。

世界遺産の蛇足として一言

2013年05月04日 11時35分44秒 | 私の「時事評論」


昨日は鎌倉が世界遺産から外され、富士山のほうが推挙されたことを鎌倉に住む立場から書いたものを紹介したが、鎌倉で世界遺産への動きの末端に加わっていた流鏑馬グループとしては、まんざらでもない情報を付け加えておこう。
富士山には、富士山本宮をはじめ、この山を御神体と仰ぐ浅間神社がたくさんあるが、その中では最古のものとされる旧県社の富士御室浅間神社がある。山梨県側の富士吉田口登山道二合目に奥宮があり、ふもとの川口湖畔に里宮があるが、ここ里宮での流鏑馬まつりは我々弓馬会の武田流が御奉仕している。
 なんでも平将門の乱を平定した藤原秀郷が帰路、お礼にこの神社に奉納した流鏑馬を復活させた。それにはここが武田信玄公の祈願所だった故実にちなんで、我々武田流の流鏑馬にお声がかかったと聞いているが、毎年4月29日に奉納される。
 そんなご縁もあって、我々としては、奉納する神様・富士山の此花さくや姫大神にはお祝いの言葉を謹んで申し上げねばなるまい。

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