「Windows 10」搭載デバイス、2018年の10億台突破は困難に--MSが表明 (CNET JAPANの記事より)
健康な成人男性にとって気がかりなことがあります。
それは「もし事故かなにかでいきなり死んだらパソコンのハードディスクの中身はどうなってしまうんだろう?」ということです。
家族に見られては困るあへあへ画像や動画が電子記憶媒体内でおしくらまんじゅうしています。
しかし、事故死なんてことにならなくても、そういうことはありえます。
それは「パソコンが壊れて業者にデータの吸出しを頼まざるを得ない」時です。
先週僕自身それを経験しました。
この夏の猛暑にとうとう14年使っていたノートパソコンの画面が真っ青になったのです。
幸い本当に大切なファイルはバックアップを取ってありました。
ただ、直近でいじっていたいくつかのものは、そのパソコンの中にしかありません。
そこで近所の業者さんにデータの吸出しをお願いすることにしました。
その時言われたのが「取り出したいデータの拡張子を書き出しておいてくれ」とのことです。
例えば、テキスト(.txt)とかエクセル(.xls)とかそういうやつです。
それを聞いた瞬間、僕は自分で自分に問いかけました。
「動画ファイル(.mp4 .flv)はどうする…?」
おそらくハードディスク内の三分の一は占めている女の子の動画たちのことです。
これを入れたが最後、人には決して知られたくない僕のあんな趣味やこんな趣味がすべて白日の下にさらされてしまいます。
だいぶ悩みましたが、僕は一世一代の大見得を切ることにしました。
動画ファイルを対象から外したのです。
それは長年連れ添ってきた女の子たちとの別れを意味します。
元気で明るいまきちゃん、おっとりした関西弁がたまらないあいちゃん、そして母と同じ名前なのにちょっとだけ罪悪感を覚えるタカコちゃん…
心の中で僕は彼女たちにさよならを言いました。
そして、一週間後、データの吸出しが完了したとの一報が入ります。
意外にも「データは丸ごととれたので全部吸い出しておいた」との粋な計らいがされてました。
つまり、あへあへ動画の女の子たちともお別れしないですむということです。
しかし、僕の頭にはある疑念がよぎりました。
「…こいつら俺の大事なデータを全部見やがったのか?」
本来スルーするのが正解なのはわかってましたけど、どうしても気になって仕方ありません。
そこで冗談まじりに「プライバシーにかかわるものも多いので中身の確認まではいいのですが…」と伝えました。
すると「中身については一切見ない規約になっております」とのお返事をいただきました。
ただ、ファイル名に関してはチェックしたようなニュアンスでした。
それは僕にとっては中身を見られるのと同じでした。