Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

全ては逆の法則‐やる気のあるものは去れ‐

2015-11-18 21:43:20 | コラム

YOUは何しに日本へ? 「全てにおいて逆」のテレ東的発想(NEWS ポストセブンの記事より)

昔、若気の至りでインディーズ・レーベルのレコード会社に出入りしていた時のことです。
あるアーティストとプロデューサーが口論するのがパーティション越しに聞こえてきました。

彼は今度メジャー・デビューすることが決まったのですが、その売り出し方が気に食わないようでした。
自分が目指しているもの違うから、それはやりたくないというようなことを言っていました。
そして、彼が帰った後、スタッフが苦笑いを浮かべながら一言漏らしました。
「誰もが通る道だね」

タモリさんの名言に「やる気のあるものは去れ」というのがあります。

やる気のある者ほど、その分野に自分のこだわりを強く持っています。
それで世間の流行りや会社の要求に自分をあわせられないので、商売するのに向いていないというわけです。
事実、タモリさんは、ジャズなど本当に好きなものは仕事から切り離して楽しんでいます。

これはほとんどのことで言えます。
料理が趣味という男性は多いですが、コストや健康面までは考えられてません。
やはり、主婦が毎日作る料理のような持続性にかけます。
鉄道業界ではいわゆる「鉄オタ」は、就職試験ではまず落とされます。

上記事の『YOUは何しに日本へ?』などテレ東の人気番組にも同じことが言えるんじゃないでしょうか。
やる気がないと言っては失礼ですが、独特のユルさが受けています。
そして、「全てが逆」の発想は、テレビの常識にこだわらないやる気のなさがなせる技だと思います。