都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

花沢の里

2014-12-02 | 静岡県  

静岡県焼津市 花沢の里
2014年に重要伝統的建造物群保存地区に指定された山村集落のまちなみ。

所在地:静岡県焼津市花沢   Google Map
Photo 2014.9.21

 焼津市内から静岡市へ向かって北上する国道150号の新日本坂トンネルの入口手前から北側にそれ、高草山東側の谷あいを進んだ場所に、花沢の里と呼ばれる山村集落がある。 写真左の門内には、集落内に一軒だけのCafeがあるが、夕方に訪れたらもう終了していた。

 道沿いにはやや高い石垣が築かれ、その上に黒っぽい板張りの住居や納屋が建ち並ぶ。またそのところどころに隙間があり、そこが邸内へ入る道になっている。

 山あいから流れ下る川が道の東側を流れ、家屋の多くは道の西側に建ち並ぶ。

 渡り廊下になっているのだろうか、それとも門の上も収納スペースになっているのだろうか。 自動車でもくぐれるぐらいの入口。入口わきには立派な松の木が。

 比較的小規模な集落ではあるが、木造家屋が谷奥へ向かって点々と並ぶ風景は印象的。 静岡県内でもまだあまり知られておらず、観光客もあまり多くない。 静岡と焼津の間の山を越えるハイキング客が通りかかることの方が、むしろ多いぐらいかもしれない。 土産物屋も皆無。伝建地区の残り方としては、このくらい素っ気ない方が自然だ。

静岡の街並み
#古い建物 静岡県  #街並み 静岡県  #山  #重要伝統的建造物群保存地区 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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貴重な文化財の紹介、有難う (Yozakura)
2014-12-06 04:07:19
徘徊ブログ様
 無沙汰しております。殆ど知られていない静岡県の秘境の紹介、有難う御座います。

 地形の実情に応じたこの種の集落構造は、昔の農村ではよくある事例で、別段珍しくもないのですが、
 昔風の造りが一掃され、現代風のペナペナの家屋が増えるにつれ昔ながらのこうした伝統的な村落風景が消滅していった為、却って、昔風の家並みが目立って来たのでしょう。
 皮肉な現象です。

 貴重な文化遺産の紹介、有難うございました。お元気で。
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Unknown (asabata)
2014-12-07 01:04:08
Yozakuraさま
コメント有り難うございます。
たしかに昔だったらよくある町並みだったのでしょうね。
東海地区は日本の中でも開発が激しく、このような小さな集落もみな様子が変わってしまったので、その中では貴重なものになっていますね。
今後も変な観光地化が進まないことを私も願っています。
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