都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

三信ビル その2

2019-12-10 | 千代田区 


 Photo 2000.12.25 1階アーケード

三信ビル
所在地:千代田区有楽町1-4
建設年:1929(昭和4)
構造・階数:SRC・8F+B1F
設計 :松井貴太郎(横河工務所)
解体年:2007(平成19)

 2層吹き抜けのアーケード商店街が非常に美しかった。半円形にEVが並ぶエレベーターホールも優美。地下商店街をも持つ当時としては先進的なビルだった。


 Photo 2000.12.25
 ヴォールト天井が教会のようでもある。天井に間接照明があたり、クラシックで上品な印象。


 Photo 1988.12.20 2階通路から
 アーケード2階には吹き抜けを取り囲む通路があり、1階部分を見下ろすことができる。行き交う人々をぼんやり眺めるのも楽しい。


 Photo 2002.12.07
 2階へ上る階段から1階エレベーターホール。エレベーターの扉が半円形に並んだ美しいホール空間。


 Photo 2000.12.25
 昔はエレベーター扉の上部に針式の階数表示板があったらしい。また、エレベーターの脇には郵便用のダクトもある。気送管ではなく、ダストシュートのように手紙を下の方の階に落とす仕組み。


 Photo 2000.12.25
 1Fエレベーターの反対側の階段。二手に分かれるなかなか立派なもの。


 Photo 2003.12.29 
 2F中央の階段。2Fから上はオフィスなので人通りは多くなく静か。


 Photo 2003.12.29
 1Fと2Fの間の踊り場から1FのEVホール。左右対称のこの景色もちょっと贅沢な空間体験だった。


 Photo 2003.12.29 1F端部の階段室
 端部の階段室も、中央が小さな吹き抜け状になっており、比較的ゆったりしている。昔のオフィスビルはこういうスペースも贅沢だ。


 Photo 2003.12.29 地下1Fの商店街
 オフィスビル内に作られた商店街空間としては初期のものだったが、現在同様、地下鉄にも接続していた。

Wikipedia > 三信ビルディング

三信ビル/有楽町1丁目 - ぼくの近代建築コレクション

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #オフィス  #近代建築  #アーケード 
#屋内階段  #松井貴太郎(横河工務所) 

コメント
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