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WBCバンタム戦、予備検診

2015年09月19日 | ボクシング
19日、都内のホテルで予備検診が行われ、王者・
山中慎介(帝拳)と同級2位のアンセルモ・モレノ
(パナマ)、ともに異常は無かったとの事。

挑戦者と初顔合わせとなった山中は「予想通り。
細いし、頭が小さい。検診結果も驚くところは
なかった」と印象を語り、モレノは「パナマで充分
練習してきた。必ず勝つ」とコメントしたそうな。



検診結果は
山中が身長171、0cmで2、5cm高かったが。
リーチでは山中の175、5cmに対し、モレノは
177、0cmと挑戦者が上回った。

ただし、これは黒人選手や中南米選手と戦う時は
よくある事。

王者も意に介さない様子で
「2cm程度は使い方次第で変わるし、踏み込み
方もある。自分よりリーチの長い相手とも闘って
来た」とも語ったとの事。

戦術も「いきなりは当たらないので肩や肘に
当て、ボディも狙って動きを止める」と披露。

これはモレノ型ボクサーを攻める定石のような
パターンだが、
それを分かっていながら攻略できなかったのが
過去モレノと戦った相手。
※体格に有利な選手が圧力で疲れさせた例は
 あるようだが、山中チャンプは別タイプだし。



モレノ独特の練習法も、スポーツ番組では
「柔らかいリングで練習し上体で躱す防御に特化」
みたいな分析されていた、あれには砂浜をロード・
ワークするような効果も考えられるし、本番の硬い
リングを動きやすく感じる効果も推測される。
※事実、モレノには上体の動きで躱した後、スルリと
 サイドに動く足もある。

「距離が合ったトコロで右フックの相打ち」とか、
左ストレート以外でもスリリングなシーンが
ありそうな気がする。

結局これまでの対戦相手が出来なかったモレノ攻略は
山中の強打とパンチの伸びに掛かってくる。

山中の長所は、そのままモレノを降す要素でもある。
予告した戦術を実行し、統一戦並のカードに勝利、
ベガス級の舞台に繋げて欲しい。


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