あるBOX(改)

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「世界水泳選手権2017ブダペスト」試合結果(7/29)

2017年07月30日 | 競泳
日本選手のメダルが無い日。
準決勝や予選での敗退も目立つ・・・。

それでも、ショーストロムやシーボーム、ホッスー、レデッキーたち
お馴染みの海外選手が活躍するのは嬉しい。

シンガポール初の五輪金メダリスト=ジョセフ・スクーリングが
イギリスのジェームス・ガイと同着で銅メダル獲得というのも、
アジア人として嬉しい。
※五輪・世界選手権と続けてのメダル獲得は凄い事です。



◆競 泳 7/29(土)

【女子50mバタフライ 決勝】
1位 サラ・ショーストロム 24.60 CR スウェーデン
2位 ラノミ・クロモビジョジョ 25.38 オランダ
3位 ファリダ・オスマン 25.39 エジプト
準決勝13位 池江 璃花子 25.90 日本

【男子50m自由形 決勝】
1位 ケレブ・ドレセル 21.15 アメリカ
2位 ブルーノ・フラトゥス 21.27 ブラジル
3位 ベンジャミン・プラウド 21.43 イギリス
準決勝14位 塩浦 慎理 22.02 日本

【女子200m背泳ぎ 決勝】
1位 エミリー・シーボーム 2:05.68 オーストラリア
2位 カティンカ・ホッスー 2:05.85 ハンガリー
3位 キャスリーン・ベイカー 2:06.48 アメリカ

【男子100mバタフライ 決勝】
1位 ケレブ・ドレセル 49.86 アメリカ
2位 クリストフ・ミラク 50.62 ハンガリー
3位 ジェームズ・ガイ 50.83 イギリス
3位 ジョセフ・スクーリング 50.83 シンガポール
予選20位 小堀 勇氣 52.17 日本

【女子800m自由形 決勝】
1位 ケイティ・レデッキー 8:12.68 アメリカ
2位 李 乗傑(リ ヘイケツ) 8:15.46 中国
3位 リア・スミス 8:17.22 アメリカ

【男女混合4×100mフリーリレー 決勝】
1位 アメリカ 3:19.60 WR
2位 オランダ 3:21.81
3位 カナダ 3:23.55
4位 日本 3:24.78 NR
 松元 克央 49.38 
 中村  克 47.76
 池江璃花子 53.50
 五十嵐千尋 54.14
5位 イタリア 3:24.89
6位 ハンガリー 3:25.02 
7位 ロシア 3:25.49
8位 豪州  3:25.51 



印象的だったのは、男子50m背泳ぎ準決勝の古賀淳也が全体2位(24.54)で
決勝進出。
最後は流しながら、レースは1位という事で。決勝に期待が持てる。

池江璃花子は日本記録が出た混合メドレーに参加。やっと笑顔が見れた。
※良かったですよ・・・

自己記録・メダル争い・・・と結果が全てな部分がある競泳。
(当たり前だが)目指すメダル獲得なれば満面の笑顔でインタビューに応じ、
順位やタイムが振るわなければ消沈、または涙・・・。

20代半ばの男性から10代の女子まで、それは同じ。
ホント、みな笑顔で終わって欲しいんだけどね・・・。

木村翔がゾウシミンをTKOし敵地で世界王座奪取!

2017年07月30日 | ボクシング
7月28日 中華人民共和国・上海市
上海オリエンタルセンター

【WBO世界フライ級タイトルマッチ】
木村翔(同級7位)11回2分28秒TKO ゾウ・シミン(中国)

世界初挑戦で木村翔(28才/青木)が大番狂わせで新王者となった。

WBOアジア太平洋フライ級王者になった事もある選手だが、ノーマークな
存在だった木村。これまで戦績は17勝(7KO)1敗2分。
※スイマセン、私も経歴知りませんでした…



精悍に日焼けし、黄色地に赤いベルトラインのトランクスを身にまとった
木村は、タイ選手のようだ。

動くゾウを執拗に追い、ボディを叩いて王者を消耗させる。
最後、ゾウは根負けしたように四つん這いになった。

番狂わせ。
ゾウは迫力不足さえ指摘されてきたが、アマチュアで中国史上初の世界
選手権優勝、五輪金メダル獲得など金字塔を打ち立ててきた国民的英雄。

ただし、36歳となった今はプロのスターになるために組んでいたフレディ・
ローチと別れ、地元での独自路線に移行していたという。

動画サイトでハイライトを見ただけだが、
ゾウは「プロに順応する為に」変えていた中途半端な攻撃ボクシングから
アウトボクシングに戻した印象。

ただし、木村のボディブローが効いて動きが鈍った後半は、攻撃で跳ね返す事も
出来ず、技術で躱すことも出来ず・・・で。弱々しさが目立った。
体つきも、引き締まりが足りないというか、ピリッとした感じが無い。

一方の木村、3ラウンドに偶然のバッティングで負った右目尻の傷から出血が
続いており、途中不安もあっただろう。
※昔だったらムリヤリ「パンチで切った」として止められ、TKO負けにされて
 いたかも知れない。その点、今回の上海リングはフェアでした。

11回、木村の上下打ちで動きが鈍ったゾウに対し、闘志満々の木村は攻勢。
ロープに詰め、ここぞとばかりに連打。

右ストレートがヒット、間髪置かずに右を突き(バックハンドのタイミングだが
意外性は充分!)、さらに連打!

たまらず膝をついたゾウ、なんとか立ち上がったがレフェリーによる続行意思の
確認に強く応じられず。
ストップを宣告され、自らコーナーに向かった。

一方の木村は喜びを爆発。仰向けになって万歳し、セコンドも歓喜のポーズ。

どよめき、静まった会場では綺麗な女性が立ち尽くしていた。
(ゾウの奥さんか?)

レフェリーに手を上げられて歓喜の木村、無冠となったゾウ。
勝負の厳しい明暗だったが。
それでも頷きながら勝者を拍手で称えたゾウ、前王者のプライドを見せた。

新王者は、勝者インタビューで喜びを語りつつ、井岡との統一戦をアピール。
同階級には比嘉(具志堅)もおり、日本選手の王者乱立現象がフライ級でも
発生した事になる。

個人的には比嘉vs木村は好戦的な選手同士の好カードだと思うので、
こちらを実現して欲しいと思います。