あるBOX(改)

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九州北部で豪雨被害

2017年07月11日 | 生活
7月上旬から九州北部が豪雨被害に見舞われている。

気象庁は九州北部付近に停滞している前線の活動が非常に活発になり、
発達した雨雲が次々と連なる線状降水帯が発生していると発表。



大分県日田市、福岡県朝倉市、熊本県阿蘇市などに大雨を降らせ、河川が
氾濫し、避難指示が出された。さらに孤立する集落が続出している。

建物や人的な被害も予想され、時間が経てば、その数字が増えていくのは
明らかだ。

地震などの災害時は、発生直後は報道の映像も遠方の物しか伝えられず、
報道陣が現地入りするのはある程度の安全が確保されてから。

よってニュース映像ではヘリによる上空映像と、専門家による状況説明、
アナウンサーが被害地域に呼び掛ける「少しでも安全を確保して下さい」
などという言葉が伝わってくるだけだ。

地震や大火災の時などもそうだが、余りに壮絶な現場を俯瞰で見てしまうと
「どう身の安全をはかれって言うんだよ」「どうしようもないじゃないか」
~なんて呟いてしまう。

『この世界の片隅に』でもあったよな、「呉の皆さん、頑張ってください」
というシーン…。



※画像は呉空襲被害の写真です。
 映画のシーンでも「どう頑張れっていうんだよ、絶望的じゃないかよ」と
 思いましたよ。

アナウンサーも辛い心情だけど、そう言うしか無いんでしょうけどね。

作曲家の冨田勲さんは、「戦時中に大きな地震があったが、報じられさえ
しなかった」と仰ってたし、励ましの放送を行うだけ良かったとも言える
かも知れませんが…。

※1945年1月に発生した三河地震。
 愛知県の三河湾を震源としたM6.8の震災だったが、国民の戦意喪失を
 危惧する軍の意向で震災情報は伝えられず、救助活動も無いまま死者は
 2306人に上ったと言う…



災害時の現地呼び掛けアナウンス。

それを聞きながら、何も出来ない自分のもどかしさ。
一段落した後なら義援金を出すなどの支援は出来ますよ。でも、今まさに
被害に遭ってる人々には何もしてあげることは出来ない。

自衛隊や警察、消防団、自治体の皆さんの活躍を祈るのみ…。
ありきたりですが、被災された皆様に謹んで御見舞申し上げます。

それしか言葉が出てきません…。