あるBOX(改)

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河野公平が亀田興毅を判定で降し防衛(1)

2015年10月17日 | ボクシング
プロボクシング
【WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ】

米シカゴUICパビリオン
10月16日(日本時間17日)

王者・河野公平(34才/ワタナベ)が、同級2位の亀田興毅
(28才)の挑戦を3-0の判定で退けた。

試合はテレ東系で放送されたが
予想に反し、第1Rラウンドから亀田が積極的に出てくる展開に
少し驚かされた。

接近戦は河野に分があるかと思われたが、亀田も抜け目がない。
相手パンチの隙間に手を出し、第2Rには何とアッパーを
ストマックに決めて河野の動きを止めてチャンスを作る。

背を丸めてピンチの河野だったが、亀田の後続打がベルトライン
下に当たると、コーナーで座り込んでしまう。

反則打を貰って苦しかったのもあるだろうが、ここはアピールと
ダメージ回復を狙っての行動。

下手すればダウンを取られかねない判断だったが、レフェリーは
しっかり河野に休憩を与えた。

試合が再開されると、今度は河野が右ストレートを顔面にヒット、
亀田は尻餅をついてダウン!
これがここ最近河野が見せる強みだ!

挑戦者が立ちあがったところでゴング。
試合は王者へ一気に流れた。

解説の田口良選手が語ったとおり、フラッシュノックダウン気味と
思われたが、勢い付いた河野は第3R攻勢に出る。
亀田はまたしてもローブロー。

日本国内で「人気者」として優遇されていた時期には反則に
されなかったパンチだが、今回は中立国での試合。
レフェリーは良く見ており、この回2ポイントの減点をとった。

序盤は、河野優勢。
右を2連発、3連発する奇襲や、時折り距離を取って放つジャブ、
亀田に負けずに叩いたボディが有効に見えた。
自身がボディに受けたダメージも深刻に至らず、試合は中盤へ。

両者が頭を付け合い、接近戦での攻防。
河野のラッシングパワーには定評があるが、王者圧倒的という
展開にはならない。
亀田にはショートパンチのスピードがあり、河野が打てば手を
返すシーンも多いからだ。

亀田のカバリングも被弾軽減に役立っているが、河野の右連打で
身体を起こされるシーンも。

試合後、疑問が呈された亀田の接近戦選択だが、意外と
中間距離での強いパンチを警戒しての事ではないか・・・とも
考えられる。

逆に接近して相手パンチを殺し、ショートの回転力で優ろうと
したのかも知れない。
それが功を奏するシーンもあったが、河野も不器用なりに
サイドへ回り、距離を作ってジャブを放ってペースを変えた。

試合としては両者よく手が出る展開。
少しでも試合がダレるとブーイングが飛んでくる米国の会場で
良く戦ってると感じ入る。

第6Rには終了ゴングと同時に放った河野のパンチに反応して
亀田がパンチを返したため、河野が大きくアピール。
初めての海外試合なのに大したモノだ。

第7R入っり両者接近戦でローブローや首を押さえる反則が
目立ち始め、レフェリーが試合を一旦ストップ。

コミッションと協議して「次やったら、その時点で試合を止める。
クリーンファイトをせよ!」と両選手に異例の宣告。

これは両成敗的な対応で、河野には気の毒だった。
河野の反則は「首を腕で巻く」「懸命な手数の中でのローブロー」
亀田は「首を巻く」「相手の腕を掴み、反対の手でローブロー」
・・・と、悪質度でいえば亀田の方が上だ。

ただし、こういった状況でも河野は冷静だった。
まずレフリーの注意内容をしっかり確認し、「クリーンね!」
「OK」と把握。

以降、相手のラフ行為があったら、その場でアピールするなど
「愚直で不器用」な選手と思えない駆け引き上手さを見せた。
キャリアのなせる業だろう。大したもんです。

そして試合は終盤へ。
近い距離でのパンチを応酬する両者だが、やや河野が優位。
亀田のショートパンチも当たっていた為、圧倒的な展開は
作れないが、要所で右ストレートもヒットして、亀田を
ロープに詰める。
右アッパーをストマックに突き上げて後退させるなど、
ダメージも植え付けた。

第9Rには、河野が亀田の頭を押さえつけた為、レフェリーは
王者からも減点を取る。
これは何度か注意されていた事なので、レフェリーは良く
見ていたと言えるだろう。

再開後、亀田の左フックで河野がグラつき、スリリングな展開に。
ボディブローの手数を増しはじめ、右フックも多用。
亀田もパンチのバリエーションも見せた。

第10Rには、亀田の左で河野は後退したが、すぐに連打で反撃。
終盤疲れながらも旺盛な連打を放つ王者を手に余す挑戦者。

両者ともブランク明けで調子が心配されたが、ベストに仕上げ
11R、12Rと打ち合う姿勢を見せた。

11Rは河野の右フックで、亀田が後退。
※はっきりとしたダメージは感じさせなかったが、
 試合全般で何度か小さく腰を落として下がるシーンが
 あった亀田。
 やはり細かいパンチより、こういう場面が採点に反映
 されるべきでしょう。

左目がふさがりはじめた亀田、最終ラウンドは右フックを連打し
ポイントを奪ったように思えたが、試合全般の劣勢を引っくり
返すには至らなかった。

(やや反則に厳しい)レフェリー受けは悪かったが、観客には
アピールしたでしょう。
ブーイングは聞こえて来ず。ホッと致しました。

勝負は判定。
採点は、115-109、113-111、116-108。
3-0の判定で河野のタイトル防衛となった。

判定が下された瞬間、小さく拍手して王者を称えた亀田。
その姿は立派でした。

アニメ「機動警察パトレイバー」視聴継続中

2015年10月17日 | アニメ・特撮
警察組織のロボットアニメ「機動警察パトレイバー」。

「作業用メカ=レイバー」のトラブル、犯罪を取り締まる。
その為の警察レイバー「パトレイバー」。

私は漫画版を見てたんですが、アニメは1話完結で収まる、
日常回が多いと感じましたねぇ。



戦闘がメインでない事が本作の特異さと面白さでも
あるんですが。

漫画版の「おたけさん」は出てないんですね。
別人物というか、それに当たるのは、香貫花クランシー
という帰国キャラ。

シュッとしたシャープな線はZガンダムのキャラみたい。



日常回ではコミカルなシーンも多く、各キャラクターの
絵的な崩れっぷりは「うる星やつら」を思い起こさせます。

そういう時代だし、
制作に関わった方がいらっしゃいますからね。

音楽に関しては・・・これまた時代が現われてます。
OP、EDともバリバリの打ち込み。



ゴメンナサイ、私が苦手な音です。
※いまもデジタルシンセの薄い音はダメなんですよ・・・

そういう肌に合わない部分もありますが、声優さんは
印象深い方々ばかりだし、野明はカワイイし、軽い回は
他の事しながら流し見してもOKな感じだし、グリフォン編も
あるようだし

期待しつつ視聴は続ける事になりそうです。