あるBOX(改)

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井上尚哉は快勝!

2013年12月09日 | ボクシング
プロボクシング
【東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦12回戦】
12月6日 東京・両国国技館

井上尚弥(20才/大橋) KO5R ヘルソン・マンシオ(26才/比国)

東洋太平洋ライトフライ級1位井上尚弥が、期待のKO奪取を果たした。
同級2位ヘルソン・マンシオ(26)も上を狙う気概で来日したのだろう。序盤からシャープな井上のパンチに晒されても試合を諦めなかった。

初回から井上が速いジャブから右ストレート、左フックで完全に優位に立った。
2回には早くもダウンを奪うも、相手の捨て身の反撃を警戒して距離を保つ冷静さも見せた。
並みの相手なら諦めるトコロだが、マンシオは2回終盤に左を強振するシーンあり。まだまだ怖い相手と思わせた。

それでも、荒らっぽいマンシオに対し、得意の左フック&アッパーなど多彩なパンチを散らして接近戦をも試す井上。

解説の川島氏が言っていたように、今回は重心も安定している。
ジャブからワンツーの基本技も冴えた。
※いきなりの左フック・左アッパー見せすぎの感あったからねぇ・・・

試合は優勢のまま第5R。
ダメージの溜まったマンシオに左フックをヒットさせ、そこからラッシュを掛ける井上。
コーナーでの連打で、さすがのマンシオも防戦一方。
たまらずレフェリーがストップした。

勝者インタビューで
「打たれ強く頑張らせてしまった。もっと的確に攻めて戦意喪失させたかった。世界は遠いかな」と語った井上だが。

マンシオとて、(技術こそ及ばなかったが)「パッキャオになろう」とチャンスを狙う選手。
簡単に試合は捨てないし、窮地でも強打を振ってきた。
気持ちもアゴも強かった。

そういう相手を最終的にTKOで仕留めたのだから大したものだ。
前の試合では「井岡と戦うには、まだまだ早いな」と思ったが、
いやいや来年は分からないですぞ。

最短挑戦の是非はともかく、本当に「期待のホープ」と呼ばれて遜色ない選手になってきたな・・・という印象です。

しかし、村田×井上興行は
どっちかが快勝すれば、どっちかがモタつく・・・そんな印象ですな。
次回があれば「両者快勝!」となって欲しいトコロです。