あるBOX(改)

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村田諒太、2戦目は8回TKO勝ち

2013年12月08日 | ボクシング
12月6日、元ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(三迫ジム)が、プロ2戦目を行った。
相手は14戦13勝(8KO)1敗の米国中堅どころ、デイブ・ピーターソン。
その身体の柔らかさに少々手を焼いたが、最後は強打を矢継ぎ早に叩きつけ、仕留めてみせた村田。

「最初は固くなってしまった」と振り返ったが、たしかに序盤から圧力を掛けて優勢ながら、攻めあぐねている印象も強かった。

上体をくねらせ、ジャブから軽打に繋ぐピーターソンは、まるで中南米系の中堅選手。
のけぞる相手にパンチは届ききらず、相手がダックすれば右は後頭部に流れた。
4ラウンドには右を浴び、連打されて防御に追われる場面もあり、「オイオイ、大丈夫か?」と思わせもしてくれた。

しかし、そこはホープ。
地味な左ジャブから組み立てなおし、リズムと距離を構築。
ボディも交えて「プロアマ通じて一度もダウンが無い」と言う触れ込みの相手を追い詰める。

ダメージが蓄積したピーターソンを第7Rで猛攻し、最終ラウンドに連打で防戦一方に追い詰めたのは素晴らしい結果だった。
8ラウンドを経験した事は大きい。

攻めの踏み込みがデビュー戦より鈍った気もしたが、そこは「初のプロ外国選手(しかも本場)」との対戦という緊張あっての事かも知れない。

今回の経験で次戦の村田がどう変わるか注目したい。