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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ビー・ジーズのロビン・ギブ、死去

2012年05月23日 | 洋楽
またミュージシャンの訃報です。

英メディアによると
世界的な人気ポップグループ、ビー・ジーズのメンバーだったロビン・ギブが5月20日に死去したとの事。



肝臓がんなどを患い、一時は意識不明になる危機もあったが、
それを乗り越えて回復が期待された矢先だった。

ロビン・ギブ氏は1949年、英領マン島生まれ。
双子のモーリス(2003年に腸疾患で死去)、兄のバリーとの3本柱で50年代にビー・ジーズを結成し、63年にレコードデビューを果たした。
 


そう、キャリアは相当に古い人なんですよね。
デビュー当時はオーソドックスなコーラスを活かした端正な楽曲で人気を掴み、
日本では「ちいさな恋のメロディ」のサウンドトラックで一気に知名度を上げた。



その後は少し低迷したが
77年にガラッとスタイルを変え、ディスコ・サウンドをバックに裏声コーラスでグイグイ聴き手を引き込む「恋のナイト・フィーヴァー」「ステイン・アライヴ」が大ヒット。

同曲を収録した77年の米映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサントラは全世界でアルバム2億枚以上を売り上げたとされ



世界的なディスコブームの火付け役となり、それは「社会現象」と呼ばれる程だった。
※アルバムジャケットでジョン・トラボルタが決めるポーズは池上遼一先生も
 よく劇画で使われていたなぁ。

※意外なところではピーター・バラカンさんの
 「あれはボクの若い頃いた場所と一緒だと思った」というコメント。
 ディスコサウンドをモッズ・ビートに置き換えれば、労働者階級の若者が週末に
 「ハレの舞台で輝く」という同じ話になる・・・と

まぁ、ビージーズも先に黒人ミュージシャンが開拓したディスコ・ブームに乗った感もあるのだが
そこは流石ギブ兄弟

もちろん、旧来のビージーズ節も健在で「愛はきらめきの中に」のようなバラードもしっかりとヒットさせ

その辺もあってビージーズの準オリジナルと言ってよい同サントラは、まさにモンスター級の売り上げを記録したのでした。

常に流行に疎い私も、ラジオから聞こえてくるこれらの楽曲は刷り込まれてしまったもんなぁ・・・。

ソロで活躍していた弟のアンディを30代で亡くし、双子の兄弟にも先立たれ
自身も62歳という若さで逝去したロビン・ギブ氏。

「ディスコの女王」と呼ばれたドナ・サマー(米国/大ヒット曲「ホットスタッフ」などでグラミー賞を5回獲得)も、5月17日朝にフロリダ州でガンのため63歳で亡くなっているし



これまた70年代が遠くなっていく。寂しいねぇ。

ロビン・ギブさんは、療養中も「フォール・オブ・フェイム」的イベントのプレゼンターとして登場されてる映像もあったが、

痩せたお姿が痛々しい・・・と思いつつ
「そういや全盛時から痩せてた人だったなぁ」「見る影もないって程じゃないなぁ」などと考え直したのでした。

Rest In Piece・・・で御座います。
どうぞ安らかにお休み下さい。