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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

影丸穣也さんが死去されていた

2012年05月08日 | 漫画
梶原一騎さんも故人となられ、真樹日佐夫さんも死去
そして、とうとう影丸穣也さんも亡くなってしまわれた。

譲也さんで記憶していたが、途中で字を変えていらしたのね。



代表作は、やはり「空手バカ一代」「ワル」だが
古くは「怪奇大作戦」などのコミカライズの作画も手掛けておいでだった。

ネットニュースによると
亡くなったのは4月5日午前9時48分。
膵臓がんのため東京都内の自宅で死去されたそうな。

ダイナミックで荒い描線が印象的だった。
ホント、「きれいに描こう」なんて気サラサラなし・・・という画。

「空手バカ一代」は、途中で降板した前任者つのだじろう先生の後を引き継いで、作画を担当。(つのだ先生の降板も、色々噂が立ちましたなぁ・・・)

影丸期は、関東で確固たる地盤を形成したマス大山が、日本から世界へ極心空手を広めていくストーリーだが
影丸さんの「劇画タッチ」も、この漫画に合っていたと言える。

影丸さんの他の代表作は、横溝正史さん原作の金田一耕助シリーズ「八つ墓村」、「悪魔が来りて笛を吹く」などがあり。



ボクシングファンからすると、戦前に一大ブームを築いた拳聖を描いた「ピストン堀口物語」も印象深い。

無骨でニヒルな暴れん坊を描かせたら、この人の右に出る人は居ない・・・と言ってもイイほどの描写力があった。

享年72歳。葬儀は既に近親者で済まされているとのこと。

そうか、影丸先生ももう72歳になられていたのか・・・。
影丸穣也先生の御冥福を心よりお祈り致します。