あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

あるちゃん、マスターズ大会を泳ぐ⑩

2006年01月19日 | 競泳
さてさて、腹も落ち着いたし。
客席に戻って観戦&様子見を再開。

しかし、よくも まぁトントンと進行して行くもんだと感心。
招集して、スタンバって、スタートして、泳ぎ終わって、ハケて・・・。

坦々とプールの二つの面で推し進めて行く場内アナウンス。
電光掲示板も坦々と順位と記録を映し出しては、消えていく(まぁ、紙に書かれたものは、随時ロビーに貼り出されていたが)。

なんて、ノンビリ眺めていられるのも十数分。
次の「100mメドレーリレー」の招集時間が迫ってくる。
「ボチボチ、UPしなきゃいけませんよ」・・・とチームメイトに言われ。更衣室へ向かい。
とっとと水着に替えて、シャワーも浴び。
今回は同じレースで泳ぐ人に連れてこられて一安心だが。

トイレに行ってる間に見失ってしまう(笑)。
「まぁ、仕方ないか。UPは個々で勝手にやるもんだからな」と、UPプールで再び入水角度とチェック。
ローリングも念入りに調整。そんで、また召集所とUPプールの間をウロウロ(笑)。

つ~か、泳ぐのはアッと言う間なワケで。
結局は招集の慌しさの方が神経疲れるわなぁ・・・。
小心な私は、UP出来た気もせずに招集の列をウロウロ。そこで、見慣れた方々を発見。

結局は、いつものプールで熱心に泳ぐ人が出場してるワケで。
普段「お主、やるなぁ。頑張るなぁ」なんて思ってる人がチームメイトって事で。
「ああ、貴方でしたか!」みたいな雰囲気で、「上手く繋いで行きましょうね」と和やかに交流。

いよいよ招集も終わり、メドレーリレーが第一組から始まっていく。
例によって偶数奇数に分けられて。アンカーの私は少し緊張。

世界水泳とかTVで見ているクセに「第1泳者って何でしたっけ?」と尋ねる有り様(←スタートで飛び込めないから背泳だろっ!?)。

――とは言え、もう二回目だから進行にも慣れ。
招集→待機①→待機②→スタート前待機(ここで水被り)→選手紹介(ここでT・ハーンズのポーズ)・・・・と、スンナリOK。

「男子100mメドレーリレー、第○組~」と紹介も済み。
「ピ――――ッ」とホィッスル鳴って、背泳泳者がドブンとプールに入る。スタート台下のハンドル握って、準備OK。
「よ~い」の声が掛かり、一瞬の静寂の後にスタート合図の電子音!

・・・さぁ、私のセカンドレースが始まりましたよ!
――続く

あるちゃん、マスターズ大会を泳ぐ⑨

2006年01月19日 | 競泳
軽くシャワーを浴び、着替えて客席へ。
「お疲れ様」と迎えてくれる同クラブの皆さん。そのまま、観戦モードに戻る私。

後方を見やると、他のチームとかは飲食なさってるのよね。
まぁ、明確な昼休みや昼食タイムがある訳じゃないから、各自で自分のレースの合間に補給するって事ですか。

よく考えると、自分も次の出場レースまで少し時間がある。
なんか食うか・・・と、連れのいる席に移動。

「紹介したとき、声援したよ」という連れに、まず礼を言い。バッグから食い物を漁る。
「腰が痛いよ」・・・と言い出す連れに「こんな所の椅子が堅いのは当たり前でしょ?だから来なくてイイって言ったのに・・・」と心で思いながら、移動を促す。

ロビーに柔らかそうな長椅子あったなぁ・・・と場所替えし、とりあえずポカリスエットとバナナを胃に入れる。
連れは、途中駅で買ってきたオニギリをパクつく。

他のスイマーも同様に食事を摂ってるが。やはりバナナ派が多い。
ま、一応はボクシング・ファンとして、選手の計量後の食事なんて聞きかじりあったから。
消化の良い炭水化物系や果物を朝から摂っていて間違いなかったな・・・と。

そんな事を考えつつ、周辺を観察。
しかし、皆ラフな格好でウロついてるなぁ。
泳ぎ終わった水着(もちろん水気は拭ってある)の上にTシャツ、そしてサンダル履きでOKか。
ちゃんと着替えてる人でも、ハーフパンツだもんなぁ。

次回の参考にしよう。
そして、シートを敷いてストレッチ中の人も・・・。
レースの合間に身体のケアか。これも見習わなければなぁ・・・。
――続く

あるちゃん、マスターズ大会を泳ぐ⑧

2006年01月19日 | 競泳
「ザプ――――――ン!!」・・・と。
全てを掻き消す入水音の余韻を残し。ドルフィンを数回打つ。
一点入水できたか不明だが、すぐに上体を反らせたので、深く潜り過ぎる事は無かった。

5回程のドルフィンキックで、視界が明るくなったのは、それだけ水面に近く浮かんで来た証拠であるからOK。
まぁ、辰巳水泳場で何度も飛び込みスタート練習をした甲斐があった。

――なんて、本番中は考える余裕も無く。
水中の視界が、天井照明を捉えて明るくなるに従い、ドルフィンからバタ足にキックを移行させ、腕の掻きも交えてフルスロットル!!
ひたすら掻く!蹴る!・・・も、途中で危なく左手が何かに触れかけた。
ゲゲッ、片方に寄ってやがる!!まっすぐ泳げてないでやんの!
「ロープに触れたら失格だっけ!?」と、慌てて方向修正し、再びガムシャラなクロール!!

黄色いゴール板が見えた!勢い良く手の平で叩く!!
アンカーが私の頭上を飛んでいく。

取り合えず、自分の25mは終わった!!
「はいはい~、泳ぎ終わったら速やかに脇から移動してくださ~い」コースロープにしがみ付いて、アンカーの泳ぎを見てたら、スタッフの声が頭上から聞こえた。
はいはい、分かりましたよ。
次の組がスタンバってるもんね。
どっちにしろ、こんな深いプールに長居は出来ませんよ。
とっとと脇から陸に上がる。
アンカーも泳ぎ終えた模様で、電光掲示板に順位とタイムが出てたが、すぐ消えたから良く分からん。
多分、7チーム中の4位くらいだろう。
タイムは1分数秒ってトコロか。平均すれば、25mを一人16秒くらい。
経験者2名が、もっと速いタイムで稼いでるから、残り2名は結構かかってるだろうが。
四人集まり「お疲れさま」。

軽く、各自の講評を語るが、ワタシャ殆んど覚えていない。
「いや、でも一人抜いてくれたから順位上がりましたよ」と言ってもらい
「え、そうっすか?」とガッツポーズ。

前の泳者から何位で引き継いだかも分からなかったし、回りの事なんて見えてませんでしたから。
ただ、ストロークのテンポは、それまでレース見て速さを覚えてたし、何となく同じレースの中でも感じたので、自分も釣られて速くなったかも。

ただ、ガムシャラに掻きすぎてローリングは全然できてなかったなぁ。
次のメドレーリレーでも25mフリーだから、修正しなきゃなぁ・・・。

なんて考えてたら「じゃ、我々は進行の仕事がありますんで」とインストラクター2名は去っていった。
「リレーって楽しいじゃん!」最初は乗り気じゃなかったクセに、ゲンキンに心地よさを感じるワタクシ。
とりあえず、私にとって(学生時代の体育時間を除く)生涯初のレースは終わった。

――続く