あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

おすすめ本:ルーツ・オブ・ブリティッシュ・ロック

2006年01月04日 | 英国ロック
ルーツ・オブ・ブリティッシュ・ロック
~ハード・ロックの黄金時代~

ROOTS OF BRITISH ROCK~ハードロックの黄金時代
深民 淳 編著
シンコーミュージック社発行 (初版1988年)  定価1751円

60~70年代のブリティッシュロックを総括する恐るべきガイドブック。

20代の前半、偶然、高円寺駅前の本屋さんで、この本に出会って
しまった為に、私の音楽偏愛は益々加速度を増していった。

レジのお兄ちゃんが「その本、凄いっすよ」と語ったのが懐かしい。
一緒に買ったのは、ジム・モリソンの詩集だっけ・・・。



「ハードロックの黄金時代」と言いつつ、実際はビートバンドから
プログレまで多岐に渡り
スキッフル、英国ジャズから英国初期ロックへの移行を序章とする
丁寧な説明は、いまだ手に取るたびに新鮮だ。

著者の深民さんには、ただただ感謝あるのみ・・・です。



画像は同書を開いたもの
「ジェネシス」のフォト(もちろん、P・ゲイブリエル在籍時)が
素晴らしい

さらに
巻末のアルバム・ガイドは「必ずしも、おすすめリストでは無い」と
謳ってあるが
それにチェックを入れてレコード(CD)を購入するのが、我が至高の
愉しみになったのは言うまでも無い。

ヴァンダー・グラーフ・ジェネレイター、
ファミリー、
チャップマン・ホイットニー、
ジューシー・ルーシー、
ダリル・ウェイズ・ウルフ、
IF、インディアン・サマー、
テンペスト・・・

本書で知ったバンドで、以降フェイバリット化したバンドは多い・・・。

今となっては入手困難の本だが
英国ロックの深い森へ誘う本書は、ブリティッシュ・ロックへ興味を
抱いた者が、より深く対象を理解する為には最高の教科書となるでしょう。

その深い森に迷う快楽も・・・満更ではありません。
コメント
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