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辰巳水泳場は海の要塞のようだった⑥<br>柴田亜衣、独泳!

2005年03月07日 | 生活
アテネ五輪女子800m自由形の金メダル・柴田亜衣(22才/鹿屋体大)も、400m自由形にて、4分2秒61で圧勝したワケだが。

アテネでも、400mに出場した柴田選手だったが。こちらでは決勝に残るに留まっており。

今回の短水路選手権では「400で勝てるスプリント力」を実戦で掴むためか、200mにも登場。初日に優勝を決めているの(これは海外からメチャメチャ強い選手が参加してないのもあるが)。

200mで1位に続き、得意の800mでも1位。
これは2位以下をブッチ切った独泳で。遂に悲願の日本一の座を射止めたのでした。

しかも、一気に3種目で。
もう、「亜衣ちゃんスマイル」炸裂だし(なんか、山崎邦正に似た笑顔とも思えるが)。

しかし、キック数を押さえた(2ビート泳法ね)泳ぎながら、速かったこと速かったこと。コースロープの流れが速い速い!

プール底のタイルが余裕で数えられる私とは大違いだ(笑)。
あと、背泳のバサロで言えば、私のは「死にかけのスルメ」で(笑)。気が付いたらコースロープを潜ってしまい隣のコースに侵入していたがな!!!!!!

ハアハア・・・・・(また取り乱してしまいました・・・)。

オレの全速力より速いタイム(しかも、オレは25mでゼーゼー)にて、余裕で800m泳いじゃう亜衣様は神ですか!?(体もオレよりデカイし。腕も長そう・・・)

まぁ、一日の練習で数十km泳ぐ選手なんて、神か怪物か・・・・って感じだから。
今回も、その力をまざまざと見せて戴いたワケで御座います。

ただ1つ。
今回は「もう一人の第一人者」が不参加だって事で。
「日本一」も、ほんの少し割り引いて考えたいトコロです。

その「もう一人の第一人者」・・・とは?

――はい、山田沙知子さんです!
柴田選手自身が「国内では山田さんに勝った事が一度も無い」と言わせた(元)女王。

同世代ながら、早くから頭角を表していた山田選手には、高校時代に(長距離とは言え)50秒の差を付けられていた柴田選手。

アテネの大舞台で一気に地位逆転となったワケだが、再度の直接対決で勝たないと実感が涌かないのも事実だろう。

今回の短水路選手権、山田選手は不出場。
アテネでの惨敗の傷心からか、海外で活動を続けており、標準は春の日本選手権(長水路)に合わされているだろうし(しかし、KONAMIの田村コーチが「優秀コーチ」の一人として表彰されてるのには違和感ある。KONAMIチームは五輪での実績まるで無いし、今回の短水路でも五輪代表の田渕晋選手の予選敗退のような事もあった・・・)。

格の劣る「W杯」や「日本選手権」などでは強いが、「世界水泳」「五輪」などでは結果の出せない山田選手に「精神面の弱さ」も囁かれているが(世界記録出したのも「KONAMI招待試合」なんて身内興行だし)。

まぁ、人によっては「ピーク・コントロールの稚拙さ」を指摘するが(世界選手権では「食事が合わず体調を落とし」アテネでは、本番数日前にピークが来てしまい、決勝では落ちる一方だったとか・・・)、それも「技術・実力」だから、自分たちで克服するしかない。
田村コーチも含めて・・・。

海外コーチに教えを乞いに言ったのも良かったかもしれないが、少し前に「海外大会で優勝」なんてニュースもありまして。

これで、柴田vs山田の女王対決の準備は出来上がったワケですな!!

う~ん、4月に横浜国際プールで行われる「日本選手権(長水路)」が楽しみになってまいりましたなぁ~!