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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

観客が演者の「センス」を語る事

2005年02月19日 | 生活
シベリア少女鉄道の「アパート…」を観に行った後、色々考えた。

劇評のサイトなど覗くと、不評な書き込みもあったりして「あぁ、やっぱりなぁ」なんて思ったり。

常連ファンは裏切られて楽しかったかも知れないが、初めて見た人はキツかっただろう。

今回は、会場がシアタートップスな事もあってか、客層も違ったしな。

しかも、公演期間中に作・演出の土屋が「SPA!」2/15発売号の「エッジな人々」で取り上げられ、インタビューした人から相当に持ち上げられてたりしているから、それ見て会場に来た人だって居るだろうしな。

まさか「そういう客をスカす為に、あんなオチを準備したんじゃないだろうなぁ・・・」。

なんか、必ずしも「売れたそう」じゃないもんなぁ、土屋氏。
「バイトしなくてイイくらいは売れたい」とは言ってるが。

それなら、チケット代を上げてくれてもイイけど。売れてる演劇は7~8千円余裕で取ってるが、シベ少は半分以下だもんな。

まぁ、今回ので「5,000円」だったら頭に来てるが・・・。

帰り、エレベーター脇のテーブルで次回公演チケットを購入したが。
「今度はどうなるんだろう?」ってな不安もあり(笑)、やはり色んな面でドキドキさせてくれるシベ少だなぁ・・・と思わされる。

売れるチャンスなのに・・・。もちょっと分かりやすい「どんでん返し」やってくれたら良かったのに・・・(初期のような)。

「サンボの次はシベ少か!?」なんて期待した私だったが。
「そして、その次はバーレスク・エンジンか!?」なんて考えた私だったが。・・・そりゃねぇな、なんて。(←コ・ハラ氏、すまん!!!)

まぁ、しかし。
観に言った人は好き勝手なコト言うねぇ。
今回は「分かり易い舐めっぷり」だったから、「馬鹿にされたようだ」と憤慨する人が居ても不思議じゃない気もするが。

微妙なニュアンスで、どう感じるかは人それぞれ、脚本やネタ、ギャグがどうか・・・などは脳ミソで、こねくり回すモノだから、おいそれと貶せない気もするのだが。

「演劇論」語る人は、結構その辺を平気で行われる。「この脚本家はセンスが良い」なんて平気でおっしゃる。

演者の「内面の感覚的なモノ」を、観客が語るのは、私は憚られる気がするが。

昔、明石家さんまって人が、師匠である笑福亭松之介に弟子入りしたい理由を「センスが良いから」と師匠の前で言ってしまい、後で「なんて失礼な事を言ったのだろう」と後悔したって話があるが。

それに通じる違和感を覚える。

オレとかに言えるのは「面白いと思う」とか、そんなもんだもんなぁ・・・。

「オマエだって、ボクサーのセンスがなんたらとか抜かしているじゃないか!」とか、突っ込み来そうな気もするが。

私的には「身体センス」に関しては、素人でも語ってもイイのではないか?・・・なんて思ってる次第で。

例えば、ボクシングを見だして間もない人でも「今里戦で、出すパンチ出すパンチをカウンターでコネクトさせる高橋直人」を見れば、「コイツ凄げぇ!センスある!」と思うだろう。

こっちの目に飛び込んでくる対象の動きのキレ、タイミング、相手のパンチを鼻先で躱し、自分のパンチだけを叩き込む距離勘・・・・、その辺は もう観る側のセンス云々に関係なく分かってしまうので。
語ったり誉めたりして良いんじゃないかなぁ・・・と、思っておるのですが。

どんなもんでしょうかな?(笑)

◆2/18(後楽園ホール)の試合結果
○4R
山田和弘 TKO3R 稲垣創也
奥山慶明 KO3R 田代陽介
藍田貴義 判定 小林正典
古谷智久 TKO2R 和智博之
○6R
今井春樹 判定 木村 篤
豊田裕輔 判定 伊達拳人
松本昇之 TKO2R 川島弘也
○8R
新井恵一 判定 北川 純
富本慶久 判定 堀 茂雄