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映画、読書などのメモ

映画と恋とウディ・アレン

2018-01-22 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★映画と恋とウディ・アレン
原題:Woody Allen: A Documentary
監督:ロバート・B・ウィード
出演:ウッディ・アレン、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、ダイアン・キートン、ショーン・ペン、他
2011/アメリカ

この作品は、ウディ・アレン自身が公認する正当なドキュメント映画。彼の作品、彼の言葉、彼の妹、そして仕事上での彼の善き理解者である人たちの言葉で、ウディ・アレンが世に出て以来今日までの彼の活動を肯定的に紹介する内容。映画の中でウディと共演した俳優さんたちがぞろぞろ登場し、彼を絶賛褒め称える《ウディマニア》的作品です。

“ファンなら無条件にバイブルに、ファン歴が浅いビギナーなら興味あふれる履歴書に”とキャッチどおりの映画でしょう。

この男、女性にはあちこち手を出したようで、ミア・ファローともいい関係になるんですね。二人で楽しい映画をいくつも創っています。結婚はしていないのですが子どももでき互いの波長は合っていたようです。ところがウディ・アレンは、ミア・ファローの子ども(養子ですが)に手を出してしまった。そりゃー、駄目でしょう。以後プッツン。ウディ・アレンは以後その女性と今も連れ添っています。それはそれで幸せのようですが。

ウディ・アレンはとにかく制作至上主義、一年に一本の制作というスタイルで、自らの人生観、世界観、そして女性観を発信し続けていく。とにかく精力的である。しかし人にはそれぞれ波がある。私生活の混乱もある。90年代後半からしばらくは芳しくない評価が続き、《もうだめでしょう》とも言われていたようです。ところが、気分一新かどうか、《ロンドンを舞台にした物語》を発表。これが《マッチポイント》(2005)。

以後あれよあれよと話題作の連発。《ミッドナイト・イン・パリ》で絶頂かと思いきゃ、まだまだ快進撃の続きはありそうである。彼のシニカルジョークはアメリカよりヨーロッパの空気が合うみたい。


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