有田芳生の『酔醒漫録』

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「酔いどれ詩人になるまえに」

2007-08-30 09:39:18 | 映画

8月29日(水)京橋の銀座テアトルシネマで「酔いどれ詩人になるまえに」を見た。せっかく安売りチケットを1500円で買っていたのに、サービスデーで1000円だった。無理してチケットを買いに行くんじゃなかったといささか後悔。特別の日だったので午後2時10分からの回もほぼ満席。前から2列目に座る。隣の中年女性は予告編がはじまるとカバンから財布を出して小銭を数え出した。そして本編。しばらくするとまた財布を出して、こんどはお札を数えている。それからは最後まで眠っていた。もしかしたら1000円を出しての昼寝タイムだったのだろうか。『町でいちばんの美女』(新潮文庫)を書いたチャールズ・ブコウスキーを描いた作品なので、とても興味深かった。映画を見終えてこの作品は「酔いどれ」が「詩人になるまえに」というタイトルだと理解できた。作家になりたいものの、その機会に恵まれず、ただただ酒と女性に耽溺している主人公。投稿原稿がはじめて採用されるまでの日々が、この作品のテーマだ。文庫のなかに「政治ほどくだらないことはない」という文章がある。そこには「いい政府などというものはない。あるのは悪い政府と、もっと悪い政府だけだ」と書かれていることを思い出した。銀座を歩き、今日もまた教文館へ。新党日本としてこれから何をすべきなのか。ある構想を抱きつつ、いくつかのテーマの書籍を立ち読み。表参道に出てジムで泳ぐ。