有田芳生の『酔醒漫録』

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北朝鮮に完成した統一教会施設

2007-08-13 09:39:48 | 仰天

 8月12日(日)2096_1北朝鮮の平壌に統一教会の世界平和センターが完成、その「奉献式」が8月5日に行われた。もともとは5月に、さらには7月に行われる式が延期となったのは、統一教会から北朝鮮への送金が以前より少ないためだといわれていた。 によると、この朝5時から3階の聖殿で本行事が行われている。8日、9日には韓国・清平の天正宮で訓読会が行われ、文鮮明教祖を前にして黄善祚(ファン・ソンジョ)世界平和統一家庭連合韓国会長から平和センターについての報告があった。 そこでは「平和センター」設立の意味について、「平壌にわたしたちの教会」が「制度的に合法的に」建てられたことによって「新しい創造」がはじまるとされている。内部文書では「世界平和センター=世界平和統一家庭連合平壌(ピョンヤン)教会」と表記された。もともとは平壌に教会が建設されることになっていた。ところが北朝鮮は主体思想による信仰国家ゆえに、表向きには教会建設が認められず、そこで世界平和センターという名称になった経緯がある。2007_08_08_1301_wl0m1383

 暑い日曜日。『アーレント政治思想集成』(みすず書房)を読む。人間の行為はその究極の帰結において明らかに予言不可能だという指摘が刺激的だった。「卵を割らずしてオムレツをつくることはできない」という言い回しは、ここにおいて問題がある。卵を割る行為はあくまでも卵を割ること以上のものではない。政治的行為を歴史を製作することと混同してはならない。それがアーレントの主張だ。浅草の「より道」と神谷バーで北海道新聞文化部次長の橘井潤さんと暑気払いを兼ねた仕事の打ち合わせ。帰宅してNHKの城山三郎さん特集を見た。ちょうど単行本『X』の書きためた原稿を昼間に読んでいたので、深い衝撃を受けた。すべて書き直しだ。