有田芳生の『酔醒漫録』

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

統一教会に激震の予感あり

2006-12-27 09:31:34 | カルト

 12月26日(火)朝から冷たい冬雨。試写会をやめて茗荷谷クリニック。定期的な血液検査などをする。2006年もあと5日。今年はここまでいちども熱を出していない。いささか風邪気味の時期はあっても発熱しなかったというのは、とても珍しいことだ。小学校を振り返れば、布団のなかで伏せている姿を思い出す。父親が仕事帰りに買ってきてくれた「冒険王」などの雑誌が楽しみだった。それからの生活でも年に何度かは熱を出していたはずだから、この年は不思議な一年だった。これまで12年も泳いでいても熱を出していたから運動効果という問題ではないのだろう。漢方だ、整体だ、鍼だなどと健康に注意してきた結果なのだと勝手に判断する。銀座経由で新橋の日本テレビ。「ザ・ワイド」のスタッフルームで民主党議員と厚生労働省に電話取材。タクシーで国会図書館へ。単行本『X』のための資料を探し、コピー。まともに考えれば必要のないことなのだが、お世話になった飲食店を歩こうと、まず「はら田」に電話をしたが満席。神保町に出て昨夜入れなかった「家康」。カメラマン矢口、カメラマン角守などと雑談。「お勘定」と言えば、ありがたいことに角守が支払ってくれていた。きっと酔っぱらっていたのだろう。さらにバーへと誘われたが明日の仕事のことを思い断ることにした。年末に京都へ向うときに何を読むかをずっと考えていた。吉村昭さんは、新幹線のなかでは何も読まず、ただ空を眺めていたという。青空でも雨空でもずっと見つめていたのだそうだ。何事かを思索していたのだろう。凡人は何かをしていなければ落ち着かない。いろいろと迷っていたが、吉村さんが「ホンモノ」の作家として高く評価している大岡昇平さんの『野火』(新潮文庫)と単行本『X』のための資料だけに決めた。吉村さんは城山さんとの対談で「作家としては、『俘虜記』と『野火』の二冊が残るだけで幸せだろうな」と語っている。

061226_16590001  統一教会と闘った飯干晃一さんのことを「週刊文春」でコメントした。その統一教会が2007年から大変なことになりそうだ。文鮮明教祖の四男である国進(クッチン)が日本の責任者として乗り込んでくることが内定したからだ。これまでの劉正玉総会長時代には日本からの献金が減少してきた。ここで人事変更をすればさらに献金が減るとの意見も韓国の指導部のなかではあったが、もはや限界にきたという。問題は国進が大学で経営学を学んでいたため、日本統一教会からの献金で企業買収や資産運用などを行おうとしていることだ。そうした動きに反発する幹部もいる現状にあって、日本の統一教会人事も若返るようだ。そもそも劉総会長の娘が国進の妻であった。ところが国進は子供が出来ないことを理由に離婚し、別の女性と再婚した。統一教会の教えからはありえない行為である。人事といえば、統一教会の友好組織である国際勝共連合および世界平和連合中央本部の事務総長に国時昭彦氏(元国際勝共連合組織局長、元世界日報編集局長)が就任する。国時氏の娘は文教祖の孫と結婚しているから、日本の組織も教祖の系列で固められていく。2007年は文鮮明教祖を入国させるべく、国会議員への働きかけが強化されるようだ。