「よいお芝居を より安く より多くの人で」
を、基本理念として、演劇鑑賞会は結成されました。というのが、前回のお話(笑)
このことについて考えてみましょう。(考えてみましょう!)
「より安く、より多くの人で」という部分は、
演劇の素晴らしさに気づく人が一人でも増えてほしい、受け取った感動は、一人でも多くの人と共感し合いたい、という思いももちろんあったのかもしれませんが、
(現実的に)安く観られるようにするために、たくさんの人を集めなければいけない。という、、、「より多くの人で より安く」かな
なぜ、演劇鑑賞会が各地に作られるようになったか。。。。
それは、演劇が、なかなか観られないもの、だったからでしょう。特に地方では(でも東京にもあったみたいです。)
演劇を見たい理由がそれぞれだったとしても(社会運動に近いもの、から有名人に会いたい、みたいなものまで)どうしたら演劇を見られるようになるんだろう、と考えた時、同じように「演劇を見たい」という人をたくさん集めて組織をつくれば、一人一人の負担がそれほど重くならずに、劇団を呼ぶことができ、尚且つ、劇団側としても、まとまってレパートリーを持って公演ができるので、双方にとってメリットが大きかったのだと思います。
でも、これは、演劇が「なかなか、見たくても見られないもの」という前提があってのこと・・・ですよね。