私は、ずーっと長いことタップと一緒に生きている。
出会ったきっかけは、高校卒業後に上京して学んだ演劇の研究所でだ。
劇団の付属の養成所とは違って、今ではもう当たり前になったけれども
作品に相応しい役者を、作品ごとに集める、というシステムを作ったプロデュース公演の先駆けとなったプロデューサーが、自分で役者を育てたい、と作った研究所。
ほとんど私財を投じて運営されていたので、研究生は受講料など払わずに、現役で活躍している演出家や批評家から指導や講義を受けることができたし、
(プロデューサー自らが選任した指導者から)歌唱、ダンス、地唄舞の授業を受けることができた。
なんて贅沢な環境にいたんだろう・・・・
そのプロデューサーが言っていたのは、(あまり口数が多くなく、直接研究生に話す機会は多くなかったが。)役者は、演技だけではダメだ。演技の他に、「これは誰にも負けない、と言えるくらいの特技を作りなさい」と強く言っていたのが、すごく心に残っている。
特技か・・・
研究所に入るまでは、山形という地方に住んでたこともあって、ダンス経験はなく
そもそも、肝心の演技も・・・・
入ってみたら、他の養成所修了者や、すでに舞台に立っている人など・・・
知らない、って最強だな!!(苦笑)
・・・私は、正統派ではなく、新感覚で勝負するわ〜
まずは、特技、特技。。。何か見つけなきゃ。。。。
ーーー続く(多分)