日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

自分の気持ち

2022-01-16 15:39:52 | 日々
大学共通学力試験1日目に東大で起きた殺傷事件について思う。

事件を起こした少年は、’’東大に入学して医者を目指そうと思っていたが一年前から成績不振で自信をなくしていた。’’との報道。「医者になれないんだったら、人を殺して自分も死のう。」

・・・医者って、人を助けるのが仕事だよね・・・・特に、コロナ禍の今、最前線で自分の身も顧みず治療を続けている医師や、医療従事者の姿、って・・これまでにないくらい、TVの報道などで目にする機会が多いと思う。

事件を起こした少年よ、君はなぜ、医師になろうと思ったんだ?と聞きたい。
それは自分で、本当に心からなりたい!と思ったのか、そうではないのか。

自分で思ったのだとしたらそれは、、、「人を助けたい。」という理由ではなく、医師という社会的なステイタスや、経済的な安定を考えてのことなのか。

少なくとも、事件に巻き込まれて怪我をした受験生の気持ちくらい想像することはできないのか。
自分だけが苦しくて辛い、他の人はみんな苦労なんてない、とでも思っているのか。
自分の身勝手さで、他人の運命を変えてしまったことを、どうやって受け止めるつもりなんだ。

でも、それくらい今の日本は、若者を追いつめている国だ、ってことだよね。
医師になれなければ、もっと自分にあった他の道に進めばいい。自分が挑戦してみたいことに挑戦できて、失敗こそが、財産って思える国。たくさんの失敗を肥やしにして、やり直すことだって当たり前にできる国。

本当は政治家にこそ、自民党にこそ聞いてみたい。
なぜ、あなたたちは政治家を目指したのか、と。
そして、なったらなったでこの有様ですか、と。