宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

危険を察知する能力

2006-08-05 00:12:08 | 政治
今日は「危険を察知する能力」について語ってみたいと思う。
人間が、永くて短い人生を生き抜くセンスと言おうか、才能みたいなものは、ある特定の人物に与えられたものなのであろう、が・・・・?
人や物の集合が国なのだから、国も人や物と同様に心を持つ。
危険と言えば、このブログ上でいつも「戦争へ至る心」をテーマとして述べていることが多い、他にも交通事故、自他殺事件、病気、喧嘩、自然災害など、人間が生きていくのに障害となる事象に事欠きません。
そう言う厄災から逃れるには、「危険を察知する能力」に磨きを掛ける必要に迫られます。
二通りの選択で(デジタルな)こういう方向に向かったら、こういう事象が待ち構えていそうで、不利益を被りそうだからこちらの道を進もう、という賢明なる選択を誰しもが望んでいるのだが、経験が浅く、本能予知能が脆弱だったりすると、思う方向には進んでくれないものである。
だから私たちは日々その能力を、経験と知識と本能をフル活用して鍛えていくのである。
経験は、身の回りだけではなく、日々の出来事全般の反省と確認とを、脳にインプットする。
知識は、先人たちの「至る理論」を知ることにより、自分に照らして見る。
本能は、もっとも重要なもので、道を選択する際に自分の中の全ての能力を発揮する。
先頃のプールでの事故も、針金で留めている危険因子を、大人たちが知っていながら「まさか!?」の予感を、利に目が眩んで打ち消してしまったことにより、発生したるものと推察できる。
ここのところの警察の動かないことによる事件性の不認識も、我らの郷土が、犯罪多発地帯として認識されてしまうのを極端に嫌う心情は良く分かるし、何処の地方でも多かれ少なかれ、そういう心情はあるだろう?
しかし、もみ消し、歪曲がいつまでも日の目を見ないとはいえないだろう?
共謀罪なるものが、今国会では上程が見送られた、が、消え去ったわけではない、
虎視眈々と自民党と内閣法制局のいつでも狙っておる者がいるのだ。
管理者は兎に角いつの時代も、見ざる、聞かざる、言わざる、者たちを欲しているのだ。
そういう行いが、危険誘導へ向かわせることになるのは、今更言うまでもないことだろう。
愛国心を持たせようとするのもそう・・・・
最新兵器を買ったり、作ったりの戦争準備中というのもそう・・・・
実践訓練にイラクへ行かせるのもそう・・・・
危機回避への努力をするのではなく、自民党は危機誘導へ向かうべき一生懸命努力しているのだ!
武力を持ち過ぎることが、戦禍を拡大してしまう結果になることは、あの戦争で分かったから、もう持つのは止めようって憲法で禁止したのだろう?
あの戦争の意味を反省、確認して、証書として確立しなかったから、またぞろ武器、兵器の拡大に躊躇いがないのだ。
「武器が国民を守ってくれる・・・?(笑わしてくれますね)」
○○じゃないの! それを信じている・・のか?
日本を守るために、相手よりも強い兵器を持とうとしますが、アメリカvsイラクのように、強い武器を持っていても反抗され、犠牲者も出します。強い武器は、大量殺戮兵器でもあります。冷酷無比に人を殺します。全うな精神でいられますか?穏やかに生活していたであろう人々の家族を、あなたは罪の意識もなく脳に植えつけられた(インプット)憎悪感で殺すのですよ。
武器、兵器は「敵」の、人、作り上げた所産、を殺す、壊すだけではないのです、
味方であるべき人や折角作り上げた家、橋、建造物などの所産も、殺し、壊し、かつ緊張、不安が病気に誘導するのです。
「生命、財産を守る」こととはとても縁遠いものなんです、分かっていますか、日本の皆様!
戦地で亡くなる兵隊さんは、鉄砲、大砲のたぐいだけではないらしいです。チリチリバラバラになって退却、逃亡による病気、飢え、も結構多いらしいですよ。
どんなに強固な教育勅語を施されても、「死ぬ!イヤだ!生きたい!」の本能は、残っている人も数多い、自らは生きたいから、殺しにきた人を殺すのです、殺さなければならないのです。
しかし、補給路が断たれれば弾も無くなる、そうなると逃げるしかない、敵前逃亡ならぬ、日本軍隊からの逃亡でもあるのだ。
今の時代は、そう、ミサイルですね。核を積んでいなくとも、サリンかもしれません?放射性物質かも知れません?戦争だから何事が起きても情無用の出来事です。
そんなことに血眼になって準備する国家って、どんなものでしょう?防御の意味を真剣に考えた方がよろしいかと、思います?
危険を察知できなかったツケは、報いは、やがて一人ひとりの生命体に帰ってくるのです。
北朝鮮との戦争は、、相手が間違いなく北朝鮮とは限らないでしょう、援護の露、中であるかも知れません?韓国かも知れません?あるいはアセアン、オーストラリアまでもになってしまう可能性がないとも言えません?
そこまでも考えてみないと危険を確実に察知したとは言えないのです。