ボラ、デジカメ講座初日見学、そしてトンボ帰りで通夜

　１２月に入って初めてボラの講座見学初日である。
　以前（今年の春頃）にまだ正会員になっていない時期に受けた講座と
同じような内容の講座である。
　ドタキャンが出て全員参加とはならなかったが、最高齢者は８０歳を
過ぎているのじゃないかと思われる女性である。
　講座の最初にカメラに関するレクチャーを行なった後に全員外出して
近くのお寺や神社、公園等があるところを回りながらめいめいに
自分なりの被写体を決めて撮影する。
　私も同行して以前の講座のことを思い出しながら違ったアングルで写真を
撮って会場に戻り午前中の授業が終わる。
　昼食は隣の授産施設でランチをとったが、今日はいつもとはちょっと違って
チャンコ鍋（といっても出来あいのものを少し温めたもの）などで野菜も
とれてよかったと思う。
　いろいろ趣向を変えてあの手この手でマンネリにならないように
工夫しているのはいいことである。
　料金もソフトドリンク付きで６００円、ドリンクなしなら５００円で
良心的であるから私も講座の会場に来た時はよく利用している。
　ただドリンクについては最初の頃はコーヒー付きにしていたが、最近は
講座会場隣のスタッフルームでインスタントコーヒー２０円を利用している。
　というのもこの講座の会場に来るためには１時間ほどかけて、
運賃も往復で１０６０円かかるから少しでも経費を少なくするためである。
　この講座は今日から４回シリーズで始まったが、運賃だけで４日分で
合計４２４０円かかる。少なくとも居酒屋へ１回はいける料金である。
　といっても飲兵衛じゃないからネ。
　酒が好きな人ならこんな思いがあるんじゃないかと思っただけ。
　午後からはファイルした写真をＣＤやＵＳＢに取り込んだり、
フォルダにまとめたり、プリントをしたりで写真ファイルの扱い方に関する授業である。
　最後に各自がプリントした写真を発表し合ったが、今日の参加者は
なかなかセンスのいい人ばかりで最高齢者の女性も普段は一眼レフで写真を
撮っているということでアカ抜けた構図であるのには感心させられた。
　講座が終わって通夜に行くことを講師に伝え早く帰らせて貰う。
　家に帰ってもゆっくり出来ずコーヒーを飲むとすぐに黒服に着替えて
数珠を持って電車に乗る。
　会場に着いたらダンス仲間と女の先生が丁度受付で記帳しているところだった。
　式場の写真（男の先生の奥さんの写真）は少し若い頃の写真で
可愛い女性だったんだということを初めて知った。
　昨日までは元気で家の花に水を注いでいたのを近所の人が見ていたそうで、
その後、異変が起きて突然の逝去であったとのことで、７８歳だったそうだ。
　人間の命ってホントはかないものだと改めて知らされる。