『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「レッドクリフ Part I」 萌萌

2008年11月08日 | 映画
「カッコよければすべてよし」
2時間30分、こんだけず~っとカッコええ至上主義が貫き通されとったら、細かいことはどうでもよろしいわ~。
武将自らわざわざ雑兵を殺しに行ってもいいです。
素手で戦ったり、馬に体当たりしてもいいです。
見栄をきってもいいです。
ハトが飛んでいってもいいです。
クライマックスの辺りでは、キャラ立ちが完成してたんで何やってもOK。
サングラスしてトレンチコート着とっても、翻してスローで歩いてくれたら、もんく言わんと思うわ。
一戦終えて馬上で並ぶ周瑜、甘興、孫尚香、諸葛孔明、劉備、張飛、関羽、趙雲8人の姿は、ウルトラ8兄弟か7人ライダー+タックルかと思たわ。
カッコよすぎて卒倒しそうや!

スカ続きのジョン・ウーが歴史スペクタクル大作?
「三国志」の映画化?
見る前から、80万対5万くらいの負け戦やと思てたんですが、とんでもない。
今ではジョン・ウー以外考えられないほどいい人選やったと思てます。
全60巻にも渡る横山光輝版「三国志」では、25、26巻に当たる「赤壁の戦い」を描くのに、どっからはじめるんかと思ったら、皆さん彼らの事は知ってはるでしょとばかりに、いきなり23巻目の「長坂の攻防」からはじめよったわ。
まるで、暇つぶしで入った喫茶店で、「三国志」23巻からしか置いてなくて、でも昔10巻目までくらいは読んだなぁ~と思い出しながら読み始めると面白くてって感じで、こっから始めたってことが、まず凄いやんけ!
ほんで軍師の周瑜と諸葛孔明を主人公にして、男前俳優を配し薔薇の香りを若干醸し出すとこもナイス。
本来ツイ・ハークが得意とするおてんば娘(孫尚香)が、活躍するとこなんかツボですわ。
セットも丁寧に作ってるし、ジオラマとか扇子なんかの小道具もなんかも思わず触ってみたいと思うでき具合!
あとマスゲーム好きには、たまらんやろな~。

惜しむらくは一気見できへんこと。
どういうわけか2部作(前後編みたいなもんやろ)になってしもうてて、べつに5時間くらい見続けとっても一向に構わんねんけどな。
このテンションを維持したまんまで次回に入っていけるか疑問なんやわ~。
喫茶店で「三国志」が24巻(「孔明の大論陣」)までしか置いてなくて、「マスター、この続きは?」って聞いたら「4月に入れときます!!」やって。
おい!


三国志<<ジョン・ウー好きにはたまらん、久々の娯楽大作★★★★!