『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「鴨川ホルモー」 京都の大学生たち

2009年05月19日 | 映画
お笑い芸人モンスターエンジンの「暇を持て余した神々の遊び」、
このマンガを読め!1位「聖・お兄さん」、
また教会が怒ってる映画『天使と悪魔』と、神のネタは大流行ですな。
この映画も神系?
山田の摩訶不思議なヒゲの生え具合は、妙にキリストっぽいし。

私も京都の大学生やったんで、葵祭りのバイト(しなかった)とか、祇園祭(人込みがイヤでいまだに見たことない)とか、鴨川べり(等間隔カップルなんて恥ずかしくてできなかった)、叡山電鉄(乗ったことない)、南禅寺水路閣(ここメッチャ好きなとこ!オススメ名所!!)など、京都の知ってるあちこちが出てくるんは(私が通ってた大学のキャンパスも登場!)、素直に嬉しく楽しかったんやけど、TVドラマの「鹿男あをによし」で感じた不思議ぃーな面白さが出てこなかったんは、結果的に2時間の映画枠では伝わりにくかったんとちゃうかなぁ~。
まぁ、でもそこそこ面白かったんは、京都の大学生風情がよう描けてたからやろ。
首都圏のオサレーな大学ではこうはいかんやろなぁ~。
ホルモーが、京都の4大学対抗なのに、同志社大学が入ってないのは、キリスト系の大学やからかなぁ~(ザマミロ!)。

原作者の万城目学と京大の同級生やったお笑い芸人ロザンが書いた本「京大芸人」にも、チヨンマゲと、平成の世の大学生とは思われない京大吉田寮の描写が同じようにでてきとった。
あのチョンマゲ学生は当時マジでおったと思われんな。
シャンプーハットを改良した信長襟が、似合てたけど、これは万城目のアイデアか、映画のオリジナルか、実際におった人がこうしてたか気になる所やわ~。

KBS京都の競馬中継でおなじみ澤武博之アナ(立命館卒)が、映画デビュー!
他の局アナでは、絶対出てこないエエ味(とっちゃん坊や顔)を出してましたが、この人を起用した大英断に感激~。
監督のお気にいり田中麗奈は、出てませんでした~。
ショボーン。。。
でもラストカットに、リチャード・レスターっぽさが見えましたよ~。
今まで「釣りバカ」をやらせれてた?んで、松竹映画社員っぽかった本木克英監督ですが、実績(「ゲゲゲ」と「犬10」)を積んでいくことで、イキイキしてきましたな。
これからも松竹っぽくない松竹映画を、
または富山の先輩滝田監督みたいなオールマイティーな娯楽映画監督になっていってほしいね!


★★1/2