『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

2月見た映画 「ディファイアンス」「悲夢」「少年メリケンサック」

2009年03月14日 | 映画
「ディファイアンス」★★★
知られざる世界の歴史を、退屈になりがちな歩兵戦で描いて、一級のエンタメ作品にしあげる魔術師エドワード・ズウィック監督。
今まで007役者は、ジェームズ・ボンドをやってる間は、なにをやってもボンドに見られて困るという話がつきものやけど、ことダニエル・クレイグに関しては、役の演じわけができてる気がする。
“抵抗”って“レジスタンス”やと思とったんやけど、“レジスタンス”にしたら、フランスの反ナチスを彷彿させるから避けたんかな~。

「悲夢」★★★1/2
キム・ギドク全開!
オダギリ・ジョーの日本語が韓国語と同じように通じてるとこから、マジック炸裂!!
確かに、西洋人がこういうシチュエーションても違和感ないもんな~。
さすが、世界のギドクやわ~。
『うつせみ』第2章って感じも好き。
凍った川の上にダイブって、怖いけどヴィジュアル的には綺麗やね。
『絶対の愛』の彫刻公園に続いて、後半出てきた寺も、韓国に行ったら行ってみたいとこやな~。

「少年メリケンサック」★★1/2
ホモやと皆知ってるけど、自分ではばれていないと装うユースケ・サンタマリア。
「未来講師めぐる」のヅラ塾長(武田真治)いや、ナニワのモーツァルトのことか?
「臭い屁をせんやつは、薄っぺらい人間や」。
うまいこと言うなぁ~。
こういうセリフが書けるクドカンは、子育て中、つい怒ってしまう言い回しも、上手いこと言えるんやろなぁ~。
宮崎あおいもクドカン世界にちゃ~んと似合うとった。
クドカン脚本に合わない俳優っておるかなぁ~?
勝地涼のオチと、エンドマークがキレイに決まって気持ちいい。
これと、『誰も守ってくれない』で佐藤浩市嫌いが、だいぶマシになりました。