『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「バオハザード Ⅲ」 バブ~

2007年11月13日 | 映画
いきなり『CUBE』はじまりかよ~、と思ったら今度は『マッドマックス2』の世界。
俺もオーストラリア人じゃ!と主張しなくていいよ、ラッセル・マルケイ。
十分らしさは出てるから。
『ハイランダー』みたいな大剣で首チョンパはないけど、二丁剣で首チョンパはあり!
『レイザーバック』みたいな大イノシシは出ないけど、ゾンビ犬とゾンビ烏は大暴れ!!
MTVで培った手法は、いつも以上に音楽で驚かしてくれます!!!

『バイオハザードⅡ』が結構ゲームに忠実で(ジル・バレンタインが)面白かったけど、今度はゲームを離れて好き放題やっとります。
ゾンビを調教するって、ロメロの『死霊のえじき』のバブやし、
ゾンビを労働力にするって、ウェス・クレイヴンの『ゾンビ伝説』。
なんか、『バイオハザード』を見に来たのに『ゾンビ』を見せられるとは・・・。
アメリカ人が『マッドマックス2 THE ROAD WARRIOR』やと思って入った劇場が、
『WARLORDS OF THE 21ST CENTURY バトルトラック』やったみたいな感じかな~。
『ゾンビ』ファンとしては、『バイオハザード』とは明確に線引きしてほしいんです。
ゲームの「3」が映画にしづらい(「3」は「1」+「2」みたいなゲームで、面白いけど新味に欠ける)のなら、「コード ベロニカ」を作ればよかったのに。
それならゴシック・ホラーやイタリアン・ホラーの味も出て新たな地平が見えたんやけどな~。
ちなみに「バイオハザード コード ベロニカ」のCGムービー監督は佐藤嗣麻子です。
CGといえば、炎天下の砂漠で戦うミラ嬢の顔がおかしな発色をしてましたが、『Ⅱ』のジル・バレンタインでやってることをゲームキャラでないミラ・ジョボにやってもいっこも楽しくありません。
喜んでるのは、シリーズを統括してる旦那だけでしょう。
貧乳ミラを豊かに見えるように工夫するショットがありましたが、次回からは巨乳ミラがCGによって見れるかもしれません。

この映画、予告篇の作り方と、『1』『2』の連続TV放送での効果で、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(これも公開日前に前作をTV放送しましたが)を抑えて興行成績の週間ランキング1位を獲得!
たくさんの人の目に触れたことで、ワースト1位の有力作品になりそうですな。


★1/2