『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」 「河童のクゥ」を抜いて1位(ヤフー)

2007年08月17日 | 映画
『河童のクゥと夏休み』の新聞広告で使われてた宣伝に「満足度1位!(ヤフーMOVIE)」とありましたが、その『クゥ』を抜いて現在1位ですよ!
この『劇場版 仮面ライダー電王』が!!

線路を併走して電車同士が戦う!
電車VS電車!!
スゲーよ!こんなん実写(CGだけど)で見たことないよ!
しかもこの電車が、ふだんお目にかかることのない先頭車のみが特別に連結する、言うなれば“N700系”と“ひかりレールスター”と“のぞみ500系”と“マックスやまびこ”と“こまち”の先頭車両だけが連結したみたいな、TVでライダー見てるもんからしたら悶絶趣向。
動きも“板野サーカス”級。。
えっ!ライダー(オートバイなどの乗り手「大辞泉」より)なのに電車って?
そう、今回の『ライダー』は、だいぶ変わっててオモロイんです。
ライダーに変身する野上良太郎(佐藤健)が、『ヤヌスの鏡』みたいに、髪形や目の色、着てる服まで一瞬で変わってしまうとこや、
ライダーに乗移るイマジンが、『JOJO』のスタンドみたいとか、
ライダーを助けるハナさん(白鳥百合子)の衣装が毎回替わるとか、
あと、史上最弱(史上最年少ライダーという説は、脱落したけど一瞬でも変身した『響鬼』の秋山奈々とちゃう?)とか。
うんこをするためズボンを下ろした『クレヨンしんちゃん』のお尻が、顔にのっかってくるくらい運の悪さも天下一品(この『仮面ライダー電王VSしん王』はYOU TUBEで見れます)。
でもね、心の優しさは最高なのよ!
その優しさが随所に現れてるのが、この映画のこの評価に繋がってるんではないかと思います。

とにかく今の自分に自信がもてない良太郎が、タイムスリップで出会った子供時代の良太郎に、
「今のボクを見てがっかりしたでしょ」と言うけど、
子供の良太郎が「タイムスリップできるなんて、カッコいいよ!」と返すとこは、自分で自分を慰めあってるよと思いつつ、グッときましたが、
なんといっても、両親の顔を思い出せない良太郎に、良太郎が生まれた日の両親の姿を見せてあげるオーナーのやさしさ。
子供時代の良太郎と現在の良太郎が、肩を並べて両親の顔を競って見る後姿。
なくなった写真の代わりに、写真立にはお姉ちゃんが描いた絵(ヘタウマ)が入ってる、“優しさ”三連発エピローグは、子連れの親からしたらたまらんとこですわ。

例年、入れ替え制なしが定着したおかげで先に『戦隊』を見たキッズたちの辛抱(幼稚園児は30分くらいかな~)がピークに達した頃に『ライダー』が始まり、さらにTVシリーズとは別の外伝エピソードに、キッズを置いてけぼりにしてきましたが、今回はいろいろと工夫がなされてました。
『戦隊』ものと『ライダー』のあいだに、箸休め的な『モモタロスの夏休み』という短編
を挿入。
本編の方もアナザーストーリーではあるけど、公開日前後にTVシリーズと連動させてたんで、なんとか話にもついていける。
こういう気配りもええねんな~。

“笑い”も忘れてません。
毎度おなじみイマジン漫才も、ジークという高貴なド天然が入ったことで、映画用に面白さアップ!
おっと、最年少ライダーは、子供時代の良太郎に更新されちゃったね!
ここも爆笑!
スーツアクターは誰よ?


★★★1/2